レディバード
こんばんは。
今日は昨日よりも寒くて雨が降っていました。
4月の雨って勿体ない様な気がして、あまり好きになれません。
だんだんと、植物の色が綺麗な季節になってきましたね。
桜が散った後の、緑色が本当に綺麗でこの季節は好きです。
空と緑色が丁度いい色合いで、気持ち良いなって思う季節に外出できずに悔しいな〜と思ったりもしてます。
でも仕方ないですよね、こんな時ですしみんなで乗り越えましょう。
早く友達と一駅分、夜風にうたれながら
あーだーこーだ世間の悪口を言って歩きたいな。
もう少し辛抱します。
家にいる時間は、ぐっと増えたのになんだかあまり映画を観る気になれずにいます。
今までのお休みはひたすら映画を観て過ごしていたので、違う過ごし方をしてみようと思っていますが、
やはり難しいですね。
今まで観た映画を見返しながら、
その時書いたメモを読み返して、
あの時私こんなふうに思っていたんだ、と思い返したりして、ちょっと恥ずかしくなります。
今日は以前観た映画の感想を綴りますね。
「レディ・バード」
2018年に公開された映画なので、割と最近ですね。
お目当ては、ティモシー・シャラメ様でしたが、
それ以上に内容が良かったです。色んなことを思い出しました。
まずは主人公と母親との関係性。
多くの人は共感できるんじゃないかな。
私はこれといって、すごい反抗期があったわけでない、はず、なのですが。
なんかジワジワと母と分かり合えない距離ができていた時期もありました。
家に帰れば当たり前に家にいて、それがどうすることもできないのに、どうしようもなくイラついてしまったり、少しの会話から、少しの言い合いになり、それが大きな喧嘩になってしまったり
ありました。ありますよね?
でも絶対に母のことは裏切れないんですよね。私のことを絶対に信じてくれてる人だから。
今は、もう大人なのでそう思えますが、あの時はまだ幼かったからな。
誰もがそういう時期を通過して大人になるんだなと思います。
私もいつか、そういう時期を乗り越えた
素敵な親子になるのが一つの夢です。
高校生の時は、
やたらと何者かになりたがっていましたね。
この時期特有ですよね。
何者でもない自分に異様に腹が立って、何かを求めて行動するけど空回りして、
人の成功ばかりを気にして、私は人より劣っているなんて考えていた時期がありました。
私の周りには、目標や夢を持っている友人が多く、
その友人たちと学校の隣にある、コンビニのイートインスペースで、自分の将来のビジョンとか、幸せになるにはどうしたらいいか、みたいな答えのない議論を暗くなるまでしていた時期がありました。
懐かしいなあ。
色んな道で迷子になりながら、
少しづつ自分を見つけていたあの時間があるからこそ、今沢山の出来事を受け止めて、広い世界を見てみたいと思える様になれたのかもしれないです。
私にとっては大切な時間でした。
あの子たちにとっても、
大切な時間として共有できていたのなら、嬉しいな。
あとはもう、全部大したことじゃないってことなんです。
あ、別に投げやりになった訳ではなく、
子供から大人になることはすごく過剰に何かに期待してる様に思えます。
誰かと付き合うことも、
その相手が自分のことを好きじゃなくても、
イケてるグループに入れなくても、
それは大したことじゃないんです。
喜んだり、傷ついたり、ぶつかったり、反省したり、
私にとっても、あなたにとっても、
本当に大したことないんです。
でも、その大したことないことの積み重ねが、
これからの私たちを形成していくんです。
大したことない誰かを愛し、
大したことない人に愛され、
大したことないけど、
大切にしたい自分の人生が創られるんだと思います。
誰かの幸せを願う様に、誰かに幸せを願われる様な人になりたいな、とこの映画に出会い、そう思いました。
お時間があれば是非観てみてください。
最後まで、ありがとうございました。
おやすみなさい。
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