人類を一人の人間と例えるなら
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古代から続く歴史の中で、人は文明を築き発展し、争い、そして技術というのは発展してきた。いろんな種族がいる。思想も違う文化も違う、そういった人類がそれなりの年月を重ね、表向きには国際社会という看板を経てようやく「全人類」というカテゴライズを組むことはできた。
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国や権力者、その他勢力の思惑はあれど、概ね国際社会全体において最大のNG(例えば人類の共倒れによる全滅)は避けられる程度に人類全体の方向性はある程度決められるとは思う。生き残れるかは知らないが地球圏の外からの知的生命体の侵略に、ティターンズよろしく権力争いとかはあるものの、表向き現人類でも立ち向かうこと自体は可能といえば「一応」可能であるとオレは現時点では考えてる。まあ間違いなく今のままだと敗北は必須だろうけど。ワンチャン一部の人間が支配下の中で生き残れれば御の字じゃね?
話がそれなりに脱線するので戻すと、ある程度の方向性は決めれる人類を一人の人間であると仮定した場合、我々人類とはなんぞや?と考えてみた。
・一人一人が癌細胞で成り立つ人間、それが人類
我々人類を人間に例えると脳のような指令を与えてそれを各肉体や臓器に伝える存在がいるかどうかというと恐らくいるにはいるだろう。ただ問題は我々人類は一枚岩ではない、脳という指令があったとして人間の体のように素直に反応するわけではない。体が反抗したり臓器が言うことを聞かない状態の人間、あまつさえ脳でさえ正しい命令を出せているかどうかも怪しい。
このことから我々人類を人間に例えると、全身のありとあらゆる細胞が癌細胞で構成された人間と例えると非常にしっくりくる。人間一人一人を細胞に例えると全員が癌細胞。おおよその動きはかろうじてできるもののいつ死んでもおかしくない状態。
・一つの個体として生きていけるか?(病は治るのか?)
現代の医学で癌を治療するとなると抗がん剤だったり摘出したり、言うなれば癌細胞を「取り除く」治療はできる。これを人類に当てはめると人類から人類を取り除くことになる。ただし全員癌細胞である。つまりどういうことかというと「取り除く」治療で人類を完治させるのであれば「全人類」を「全人類」から取り除くことになる。人類皆殺しですね、滅亡ですね。
癌細胞を通常の細胞にするような治療法が確立されない限り人類は自滅する。果たしてそんなことが可能なのか?そもそも「通常の細胞」とはなんだ?完治できたとてそれは自分たちにとって正しいのか?
結論としては今の状態が間違いなのか、全人類癌細胞の状態が人類のあるべき姿なのかもわからないので何をもって解決していいかはオレにはわからない。病なのかどうかわからない病気を治せない。
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全人類を一人の人間として例えると人間一人一人が癌細胞に例えられる存在。
そう考えると我々は「全人類」としてカテゴライズするとまだまだいびつな状態であるし、なんとなく全体の方向は決めれるものの一人の人間のように一つの考えで動くことはできない。それが人類にとって正しいかどうかもわからない。
ご先祖は群れをなして生きてきた霊長類な我々ですが、さすがに今の状態だと群れとしてみた場合、規模が大きすぎて人間の持ちうるスペックを上回っているのかもしれない。知能と技術ばかり進化して種族としての進化はできなかった。
我々が一個体のように統括して生きていけるようになるには自然の摂理に合理したうえで種族として進化しなくてはいけませんね。
そんなことができるのか?いったいどれだけの年月を重ねればいいのか?それまで人類は存続しているのか?
このままだとオレが直々に手を下さなくても人類は遅かれ早かれ滅亡する。オレは滅亡してもいっこうにかまわない。ただ、どうしても生き残りたいというのであれば新しい次のステップへ進化しないといけない。オレもただの人間なので人類の行く末を見守ることはできないが、願わくば良き未来を築いてほしいと切に願う。