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REICOのひとり言 2023.2.3

 昔から、奈良では節分に、いろいろな寺社で節分行事が行われてきましたが、コロナの影響で以前のようなわけにはいきません。でも今年、元興寺では、柴燈大護摩供(さいとうおおごまく)・火生三昧秘儀(火渡り行)があるというので、友人と見に行きました。
 12時からの法要の後、13時から境内に準備された護摩に点火されました。護摩は壇木という太い木材を井桁に組んだ上に、緑色の木の葉がかぶせられていて、はじめのうちはすごい煙が出ました。この日はあまり風がなくて助かりましたが、それでも、目が痛くなって、服に煙の臭いがつきました。
 炎が上がってくると、行者は読経とともに、護摩木を次々と投げ入れていました。
 ほぼ燃え尽きると、まだ燻っている木片などを長方形の形に整え、組んであった壇木を崩して、その両側に二本ずつ並べ、残りの壇木を上にのせて木の橋のようなものができました。
 最初に一人の行者がその橋の前で、座って、両手をくねくねして(?)お祈りした後、裸足でその上をわたりました。火渡り行には、厄除・招福のご利益があると信じられているそうで、そのあと一般の人々が次々と裸足で渡っていきました。普通に歩くだけでは、火傷はしないそうで、「何を感じるか、しっかりと感じるように」と、行者の方がおっしゃってました。
 コロナ前は、火渡りの後、豆まきがあったのですが、今年は豆まきは行われなれなくて、残念でした。
 私は近所に住んでいて、小さい頃、豆まきには何度か来たことがあります。袋に入った豆を一生懸命とって、持って帰ってみんなで食べていた思い出があります。
 本来ならば興福寺や東大寺でも豆まきが行われるはずですが、コロナで中止されていて、とても残念だなと思いました。


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