プロか、エセか。

国の要人などの公人は、個人単位では評価できない。
一般民間人であるところの私人は、個人単位で生きているから、付き合う相手を個人単位で見て生きることになるが、国の要人などの公人は、個人単位ではなく国単位でものを見るのが仕事であるので、個人の利益より国の利益をとることになる。なので、善人ではいられないだろう。

そういう前提で、私は、プーチンはちゃんと国をみている、マトモな政治家だと思う。政治のプロだなと。

それと比べて日本の政治家は、国を見てない。人も見てない。カネしか見てない。政治家ではなく政治の真似事をしながら私腹を肥やす、えせ政治家ばかりだ。

私はプーチンのことを、マトモな政治家だという意味で評価している。
善人とは、思っていない。悪人だと思う。でも政治家に善人が存在するか？もしも聖人のような政治家がいたら、それは偽善者であり、最凶の極悪人であろう。

そもそも公人を個人単位で見て評価することに無理があると思う。個人が公人を、1個人として良い人だ悪い人だ、好きだ嫌いだという観点で論じること自体が、ズレている。

ちょっと前迄、プーチンは人気があったが、それもどうかと思う。アイドルじゃないんだから。
でも個人は国単位でものを見たり出来ないから、仕方ないといえば仕方ないのだろうな。アリには人間の生活は想像が出来ないであろう。住む世界の階層が違うのだ。単位も次元も違うのだ。

ニセモノしか見たことない人が増え、そういう人にとってはホンモノを見てもそれがホンモノということが分からない。目が節穴になっている。だからパッケージが派手なニセモノのほうに人気が出る。ニセモノに流れてしまう。

そして政治家のことをアイドルみたいにチヤホヤするか、バッシングのマトにするしか出来ないというのも、大衆が個人単位でしかものを見れないということを表している。

その結果、あっち見てもこっちを見てもウクライナ支援の募金箱。
日本は一体どうなってるかと心配になる。これでは日本に飛び火も有り得るかもしれないなぁ…。

ロシアのほど近く、北海道に住みつつ、魔女はそんなことを思っている。