新型コロナウィルスの影響拡大で思うこと

国内で感染者が出始めてから二ヶ月が経過した。
日に日に増えていく感染者数。
いつ収束するのか全く見通しが立たない中で、私個人が思っていることを書き残したい。

まず、自社の事業について。
青森シャモロックの方は、かなり打撃を受けた。
前年同月比で2月は10%減、3月は30%減、4月は50%以上減となる見通しだ。
東日本大震災の時と違って、単純に言うと「売り先がない」ということに尽きる。
これまで売上の半分以上を飲食店向け販売で構成してきたのだから無理もない。
鶏の生産を減少させ、一部淘汰も行った。
処理場も稼働日を減らして現在は対応している。
日本政策金融公庫や地銀の融資のお陰でなんとか首の皮は繋がった。
まずは窮地を脱したと言って良いだろう。
その傍ら、BtoCの販売を強化。これが功を奏し、これまでの売上には及ばないものの、なかなか行き場のなかった冷凍品の販売が可能となった。
受注を担当している社員が嬉しい悲鳴を挙げている。システム入力が追いつかないので、手分けして私も入力を行っているくらいだ。新商品の発売も前倒しした。
万が一、事務所の社員が自宅から仕事しても大丈夫なように、スマホからメールやFAXも確認できることとした。
元々ギフトの対応も自社通販も運営していたし、飲食店販売の比率を下げようとコロナ以前から考えていたので、これを機に大きくしかも反対無しに方針変換ができた。
その一方で、自社に届く郵便などには呆れかえることもある。
中身のない1枚の通知文書に、わざわざ公印を押し、封筒に入れて、郵送されてきた。
思わず絶句してしまった。
このハンコを押すために誰かが出社して、封入作業して、郵便局の配達の人がリスクを背負って配達しているのだ。
中身のない1枚の紙を送るために。
そういう事をやらかすのは大体が利益を出さなくてもいい団体であることがよく分かった。

【次回に続く】

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