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夢のおはなし

今日は夢について話していこうと思う。夜見る夢じゃなくて、将来の夢とかの夢。夜見る夢は大概悪夢な苑田であるからして、夜見る夢の話はしたくない。

この前、小説野性時代新人賞の1次選考結果が出る前に、私はノートに夢を書き出していた。現実の自分というか苑田澪に叶えてほしい夢。いや、苑田はお前やんかというのは確かにそうなんだろうけれど、私自身は苑田澪と本名の私に距離感というものをどこか感じている。

苑田澪は私であって私でない存在というか。廣瀬碧季というペンネームの方がより、現実の私に近しい存在でそっちの方がより赤裸々な日々の記録だったりはしていると思う。私は明確に苑田澪になるんだと思って苑田澪名義の小説は書いているし、書けないときっていうのは苑田澪になれない時だと思っている。

へんてこな話だけれど、事実そうなのだから仕方がない。

さて、私(本名の私)が苑田澪にしてほしいことはいくつかある。まず第一にデビューしてほしい。全てはそこから始まるといって過言ではないというかデビューしてくれないとなにも始まらないというのが事実だ。スタートラインに立ちたい。来年は、最終選考に残るような作品を書きたいと思うし、最終選考に残るだけじゃなくてもちろん受賞できる作品を書いていきたい。

苑田澪という人間として、私は前へ進みたい。もちろん本名の私だってそれによって前に進むわけだけれど、本名の私はそれまで通りの生活を維持したい気持ちももちろんある。だからこそ、苑田澪という名前と本名の私に距離感が生まれているとも言えるのだけれど、そこらへんを明確に言語化するのは非常に難しい。あとややこしいので、ここからはあまりそれについて言及するのはやめておく。

出来れば有言実行をしたいので、来年の小説現代長編新人賞はもちろん応募して、ここで最終選考からの受賞というのが一番の理想型だ。震えながら、ちょっと泣きそうになりながら私が宣言したのだ、苑田澪にも頑張って貰いたい。

他にもいろいろあるけれど、周りに吹聴してまわるのはちょっと恥ずかしいような目標がたくさんある。けれど、その全部を実現したいと思う。私は強欲なので、ほしいと思ったものは大体手に入れてきた。手に入れるまで努力することもしてきた。強欲でずっといるには、努力が必要なのだ。何もせずに手に入れられるものなんて私はそんなに興味ない。

誰でも手に入れられる物より、多くの人が手に入れられないものがほしい。私の強欲はそういうものだ。苑田澪は私の強欲の化身である。画数をしっかり考えて、名前の響きも気にして、それでいてやり直しの意味も込めた名前。欲しかない名前と言ったら違うかもしれないけれど、多分に欲がこもった名前ではある。

夢その1 小説現代長編新人賞受賞からのデビュー
夢その2 良い作品をたくさん書く
夢その3 多くの人に知ってもらえる作家になる

とりあえず、この3つを確実に叶えたい。それがめちゃくちゃ大変なことはもちろん分かっているけれど、私はそれを叶えたい。叶える。

ああ、恥ずかし。

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