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新たまねぎのグリルを食べながら白ワインを飲みヨダレのでそうな本を読む

簡単につくれる美味しいレシピと、読むだけで食べたくなる美味しい本を皆さんに♪

【美味しい簡単レシピ】新たまねぎのグリル!

1:新たまねぎは皮をむいて、上と下をザックリ切り落とす
2:フライパンを温めたら、オリーブオイルを少量、中火の弱めくらいにしてタマネギ投入
3:蓋をして蒸し焼きにする感じで。両面とも焼く
4:いい色に焼けたらカマンベールチーズをちぎって(切って)のせる
5:蓋をしてチーズがとろけてきたら出来上がり! 塩胡椒をふる。

手間ヒマかけて美味しいものをつくるのも楽しみだが、パパッと調理し、おいしいのが一番である。

これ、どっかにあったレシピの進化形ではなく、退化形。もっといろいろ過程があって、ドレッシングみたいのもかかっていたような。進化させず、ほとんどのステップを省略し、退化させて簡単にした。

しかし、タマネギってのは、グリルするとそれだけで甘みが増してうまい。ほら、焼き肉屋とかでもタマネギ焼いたの、おいしいじゃない?

カマンベールチーズは「もっとたくさんのってたほうがいいんじゃない」というのが夫の感想。妻の料理は夫の言葉がけ次第で上手になる。けっして「けなさず」けっして「お世辞は言わない」ここが大事。

「うわ、コレ、いいね、うまいじゃん」
「あ、でも、オレ的にはカマンベールチーズがもっとたくさんのってたほうがいいかもなぁ〜」

なにしろもうすぐ結婚30周年。夫もわたしの扱いには慣れたものである。ご機嫌を損ねず、具体的に改善点をさらりと出す。素晴らしい。キンキンに冷えた白ワインなんぞを手に、あつあつあつッ!と言いながら頂ければ、甘みのあるタマネギにカマンベールの柔らかなパンチが程よく効いて、けっこうけっこう!

レシピを載せた日には、せっかくだから、おいしい本も紹介しよう。

【美味しい本はこの1冊!】アマンダの恋のお料理ノート


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集英社文庫、いや、気に入ってるのがわかるくらい、ボロボロだ。
アメリカのフードライターによる自身のブランドデート体験記。料理にこだわる著者と、料理にまったくこだわらない男性の歩み寄りの記録。

そうなんだ。食べることに対する価値観がまるで違う相手とうまくやっていくのは、なかなか大変なことだ。著者は男性を「グルメにするため教育しよう!」と奮闘する。でも、食の好みとかスタイルってそうは簡単に変えられないんだよね。

だけど努力と時間と、もちろん愛情で! たぶん、それなりに歩み寄れるものなんだ。

わたしだって、結婚当初は「堅焼きそば? わたし、グチャグチャと具材がはいってる餡かけって嫌い〜」とか言ってたのに、夫が好きだから作っているうちに好物になってしまった・・・。

食いしん坊だが、信念なし。

食の嗜好って教育するものではなく、わかちあって幸せな時間を過ごすうちに、自然と近づいてくるものよ。

で、この本には多くのレシピが掲載されていて、これがまぁ、どれもこれも、うまそうなんだな!

タマネギ、ということなら、「チポリーニ・オニオンとセラーノ・ハムをのせたパン」なんていうのがある。タマネギでも長ネギでもローストして油をかけておくと保存がきく、なんぞと書いてある。おお、わたしのつくった新タマネギのロースト、もっとたくさん焼いて、オイル漬けにしておけばよかったな。

スライスしたバゲットに、生ハムのせてローストオニオンのせて、くるみやヘーゼルナッツの油をちょろりとかけていただくみたい。ううう、うまそう。チポリーニだセラーノだというから、抵抗感あるかもしれないけど、そんなの、タマネギと生ハムって思えばいいんです、はい。

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