地方創生って何!


学生生活も残り少なくなってきて、「今自分がすべきことは何なのか」とよく考えるようになりました。

友達とたくさん遊ぶこと、海外旅行に行くこと、自分のしたいことを後悔しないようにすることが大切だと最近感じます!

それと同時に、社会人になるに向けて日本のこと、世界のこと、世の中のことをもっと知らなければいけないとも感じます。

世の中の課題と向き合い、自分にできることは何かを考える機会としてこのnoteを活用していきます!


今回のテーマは「地方創生をめぐる現状と課題について」です。

私は地方創生という言葉は聞いたことがありましたが、具体的な内容は知りませんでした。

まさに、”地方創生って何!!”という状態でした。



1.地方創生とは


地方創生とは、”人口の減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、活力ある日本社会を維持していくための取り組み”です。

①地方における安定した雇用を創出する
②地方への新しいひとの流れをつくる
③若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
④時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する

この4つの基本目標を掲げて取り組んでいます。



2.現状と課題


今の日本の現状として「人口減少」と「東京への一極集中」があげられます。

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人口減少や出生数・出生率の低下がこのグラフから見られます。

また、東京への一極集中も改善されていません。

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このグラフを見ると、10代後半、20代と若者が転入超過数の大半を占めていることがわかります。

その多くは大学進学や就職が理由として考えられます。

皆さん自身、また皆さんの周りにも地方から大学進学や就職のために東京に出てきたという人がいると思います。

東京への一極集中により地方の過疎化が問題視されています。



3.地方への雇用の創出


私たちは今ちょうど就職という時期がせまっています。

私の家は千葉県ですが、東京に近い千葉でも就職や進学のタイミングで東京に引っ越す人がいました。

それほど東京周辺には仕事や学校が多いということです!

やはり地方に仕事や学校を増やさなければ、地方から人が減るということは自然な流れだと思います。

経済が活発な地域、良い条件の仕事がたくさんある地域でないと、人は集まりません。

また、ある程度の労働人口がいないと、ビジネスのための人的資源が不足するため、経済は上手くいきません。

つまり、「経済」の活性化と「人」の確保、どちらが欠けても地方創生の目的は達成されないのです。


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少し見にくいですが、右の図は地方出身の東京圏居住者に東京圏に引っ越した理由を年代別にまとめたものです。

10代は進学、20代からは就職や会社の都合という結果が見られます。

この結果を見て、地方への雇用の創出が重要な課題だと思います。地方にいても仕事があるという環境を作ることが重要です。

しかし、仕事があるだけでは人々にとって地方が住むのに良い環境になるわけではありません。


4.働きやすい環境作り


地方に住みたいと思わせるには仕事だけではいけません!

仕事に加え、結婚・出産・育児がうまくいってこそ、地方に住みたいとなるのではないでしょうか。

今は女性も働く時代。

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多くの女性が仕事と育児の両立や妊娠・出産後の復帰に不安を抱えています。

仕事と育児を両立するには、育児休暇をとりやすくする、過剰な長時間労働を抑えるなど、仕事と家庭をバランス良く両立することができる環境づくりが求められます。

女性の不安を解消する環境づくりは、出生数・出生率を上げて人口減少に対する課題でもあります。


5.まとめ


私は今回地方創生について調べるまで、現状や課題など詳しいことを何も知りませんでした。

そして、知ることが大切だと実感しました。

この話題について理解できていなければ、考えることもできません。

世の中で起こっている出来事、問題を知っているか知らないかは大きな違いです。

自分にできることを考える前に、今どのようなことが起こっているのかを知ることから始めようと思いました。

そして、自分の中で留めるのではなく、発信することが今のわたしにできることです。