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下肢切断術後のソフトドレッシング(弾性包帯またはスタンプシュリンカー)
以前も同様のポストをしたことがありましたが、浸透するまで繰り返し伝えていこうと思っております。
急性期病院ではこれか、スタンプシュリンカーでソフトドレッシングをお願いします。目的は断端の成熟を進めるためです。 https://t.co/rx1PMEQfLz
— 義肢リハ医 (@rehortd) December 23, 2023
巻き方に注意点があります。上のイラスト通りに巻くのではなく以下のように巻くことをお勧めします。
注意点を追加しますと、③番目のイラストで包帯を巻き上げる向きは真横ではなく、斜め上方の方がいいと思います。弾性包帯でイラストの通りに真横に巻くと綺麗に巻けません。仕上げのイメージは⑤の通り(タケノコ)です。膝上までは巻き上げず⑤で終了にした方がよいです。 https://t.co/rx1PMEQfLz pic.twitter.com/lbCgJJCvaQ
— 義肢リハ医 (@rehortd) December 30, 2023
ソフトドレッシングのタケノコ巻きです。イラストのような下膨れの断端の形を整えるには、末端の方をややきつめに巻き、膝に近い部位は包帯を転がすだけのゆるい巻き方にするのがポイントです。 pic.twitter.com/LCTrvLZ6qq
— 義肢リハ医 (@rehortd) February 16, 2022
下腿切断の場合、膝の上までは巻かない方がいいです。膝の動きを制限してしまって拘縮の原因になるからです。
スタンプシュリンカーは装着が簡単で外れにくく、圧迫に関しても80点は目指せるので有用なアイテムです。弾性包帯の代わりにこれでもOKです。手に入れる場合は自費になるので注意してください。
スタンプシュリンカーとはこのような断端の弾性ストッキングのことです。 pic.twitter.com/84DyJQIT56
— 義肢リハ医 (@rehortd) December 23, 2023
ソフトドレッシングは何のためにやるかというと、断端の成熟を進めて早く仮義足(治療用義足)を作れるようにするために実施します。目的を忘れないようにしましょう。
断端の成熟が進まないと仮義足(治療用義足)が作れません。
— 義肢リハ医 (@rehortd) December 23, 2023
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