変わりたくない人は読んではいけないマネジメントマガジン vol.02
✅ 外的コントロールと内的コントロール
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■外的コントロール
外的コントロールっていうのは、
人の行動は、
「外部からの刺激に反応することで起こる」という考え方で、
要するに、周りの情報や環境に反応するように、
行動が起きているということです。
例えば、
電話が鳴ったから受話器をとった
赤信号だから止まった
雨が降ったから落ち込んだ
のようなことですね。
そしてこの考えが他者に向かうと、
⚫︎課題をやらないから怒る
→「怒る」という刺激を与えることで、宿題という「行動」を起こさせようとしている
⚫︎結果が出ない社員を叱る
→「叱る」という刺激を与えることで、結果という「行動」を起こさせようとしている
さらにこの仕組みは、赤ちゃんの頃から芽生えてきていて、
「泣く」という刺激を親に与えることで、「おやつが貰える」
「たたく」という刺激を親に与えることで「かまってもらえる」
のように、
親も外的コントロールによって反応し続けていくと、
外的コントロールがどんどん根付いていくわけです。
■外的コントロールの3つの信念
さて、そんな外的コントロールですが、
3つの信念とも言えるルールがあって、
外的コントロールが習慣になっている人は、
基本的にはこのルールに則って行動しています。
①私は外側からくるシグナルに反応して行動する
②私は人がしたくないことでも、自分がさせたいと思うことを人にさせることができる
③私のいうことを聞かない人は罰して、いうことを聞く人は褒美を与える事は正しいこと
一見、そんなことはしていないと思うかもしれませんが、
後輩や先輩、患者様、家族に対して、
似たような事をしたり、された事はないでしょうか?
・課題をやらなかったから叱ることで道を正させようとした
・リハビリを嫌がる患者様に、色々な言葉を使って動かせようとした
・ゲームをやり続けているから没収した
この外的コントロールにのまれてしまうと、
人間関係はどんどん破滅に向かっていく、
と選択理論の創設者でもあるグラッサー博士は言っています。
また、この外的コントロールから、
自分の身を守る方法を知っておかなければ、
周りのコントロールによって、
辛くなっていってしまうでしょう。
■内的コントロール
さて、名前からイメージできるように、
外的コントロールの真反対の考え方が、
内的コントロールになります。
内的コントロールは、
私たちは、与えられた情報をもとに、
自分が行動を選択しているという考え方で、
選択理論で重要視されている考え方にもなります。
あらゆる現象や状況は、ただの情報に過ぎず、
その情報から、自分にとって1番良い、
思考や行動を、自分が選択しているという考え方ですね。
電話が鳴って出た方が自分にとって必要なことが知れると思ったので、受話器を取る事を選択した
赤信号で事故に遭うのや警察に捕まるのが嫌だから、止まることを選択した
雨が降って蒸し蒸しして体がベタつくのを思い出して、過去の自分に同調するために落ち込む事を選択した
ざっとこんな感じでしょうか。
外部の刺激1つの情報に過ぎず、
そのから何を考えるか、何を行動するか、何を選択するかは、
自分次第で、自分でいくらでも変えられるって事ですね。
選択理論ではこの内的コントロールを重要視しているので、
忘れず覚えておきましょう〜。
☑まとめ
人の行動は外部からの刺激に反応することで起こるという考え方を「外的コントロール」と呼び、人はこのコントロールから覚えてしまっている
外的コントロールでは3つの信念があり、 それを変えられないと人間関係の悪化は免れない
与えられた情報をもとに自分が行動を選択しているという考え方を「内的コントロール」と呼び、選択理論ではこのコントロールを重要視している
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