せん妄vol 1

長らく空いてしまいました。正月より色々立て込んでしまい、正月らしい正月が送れませんでした。

さて、本日は「せん妄」についてシェアしたいと思います。まだまだ発展途上なので臨床的でない点がありますので、ご了承くださいませ

せん妄は、入院を期にせん妄を発症するCaseがしばしば見受けられる。
症状は、動揺する意識混濁に加え、幻覚や錯覚、行動異常、興奮ながみられる。

よくよく調べていくと、Mindsに「日本版・集中治療室における成人重症患者に対する痛み・不穏・せん妄管理のための臨床ガイドライン」を見つけた。これらは、海外ではPain Agitation Deliriumの頭文字をとったPADガイドラインと呼ばれる。

さて、私が追った症例で極めて大切だと思ったものが「睡眠」である。上記ガイドラインにも鎮静の重要性が書かれている。ただ、せん妄で攻撃的になっているから鎮静させてしまおうとするのは問題である。
せん妄の治療には
内服不可・・・・ハロペリドール(リントン・セレネース)
内服可・・・リスペリドン(リスパダール)、クエアチピン(セロクエル)
以上が治療指針。
調べていくと、多元受容体作用抗精神病薬(MARTA)
その名の通り、様々な受容体に作用する薬
・クロザピン(クロザリル)
・オランザピン(ジプレキサ)
・クエチアピン(セロクエル)がある。
*オランザピン、クエチアピンは、糖尿病があると禁忌なようである。


今後、せん妄についてはマニュアルを整備して実行していく必要がある。

次回に続く!

理学療法士として日々、患者さんのために仕事をしています。そんな知識や技術をこの場で伝えていきたいと本気で思っています。ご批判や厳しい意見、大歓迎です。よろしくお願いいたします。