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愛を食べ、愛に生きる、愛しきモンスター、小林愛香を見た。-小林愛香 爆誕祭 「Happy ∞ Birthday」に寄せて-

2023年10月23日、どこまでも楽しさを求め、どこまでも自由な、"怪物"を見た。

どうも、レです。

今年は、『幻日のヨハネ』、主役の年。
そして自身も30代という一つの区切りを迎える年、

これ…、今年は『小林愛香』が熱いぞ…!!
今年の『小林愛香』を見なきゃ、後悔するぞ…!!!

ということで、自分の今年の目標として、
幻日のヨハネ関連のイベ、および小林愛香ちゃんのソロ活動の方にも顔を出してみよう…!と!

自分の小林愛香ちゃん歴は、
Aqours歴と同じ2016年から。

9人の中の1人として見ていた時でも、その存在感は凄まじいものがありました。

歌唱力、ダンス、共に最高クラスのパフォーマーにして、行動、言動から溢れ出る津島善子(ヨハネ)への愛、仲間へのマメすぎる思いやり、エネルギッシュな活動力とラジオパーソナリティはじめAqours(チーム)への還元力、それでいて、一方、涙脆い一面も愛おしい、

「最強の優等生」であり
他推しですら目を奪われる、
「名すぎる名脇役」

それがAqours(チーム)の中の小林愛香への印象でした。

だからこそ、「チームの中の彼女」の姿だけで、自分の心の「好き」の容量が満たされていて、
「ひとりの彼女」への渇望を抱くというところまでなかなか至っていなかった、っていうのが正直なところでした。
(これ、めちゃくちゃに褒め言葉です。)

だからこそ、今回の爆誕祭において魅せられた彼女1人が「主人公」の世界で見られる、彼女の巨大すぎるキャンバスの『余白』には、物凄く、物凄く、驚かされたのでした。


01.Happy ∞ Birthday
02.Easy Fizzy
03.Holiday!!
04.Please! Please! Please!
05.君を守りたい

06.Sunset Bicycle
07.マコトピリオド
08.Night Camp

09.NO LIFE CODE

10.Deep Resonance
11.AMBITIOUS GOAL
12.Crazy Easy Mode
13.Border Rain

14.グミチュウ
15.Original My Life

EN01.キセキヒカル
EN02.Lorem Ipsum
EN03.Can you Sing along?

OP
01.Happy ∞ Birthday
02.Easy Fizzy
03.Holiday!!

OPは「まさに、"爆誕"」と言わんばかりの火薬特効と共に現れた小林愛香さん。
一方、40秒ほど火薬特効が続き、
「なんか長くない…??」って空気が少し会場に流れ出すのも含めて、
「カッコいいんだけどキメすぎない」、どこか3枚目キャラな彼女のそんな魅力も感じられるスタート

ライブ開幕は「Happy ∞ Birthday」。


ライブタイトルでもあり、自身の爆誕祭であるこの日にぴったりの開幕曲。

グループ活動を追うにあたり、長年大切なひとつのキーワードである、
「小林愛香」と「誕生日」。

ファンにマメすぎる…!と言われるほどに、
キャラ、仲間のキャスト、そして誰よりも愛する津島善子(ヨハネ)の誕生日は何年も沼津に赴きお祝いをする、、、
そんな彼女の人柄も感じ取れる、
1st.EP「syzygy」のリード楽曲。

いつも「毎日ゼッタイ誰かのAnniversary」を心からお祝いしてる彼女が「本日の主役」、
たくさんのファンにお祝いされながら歌われるこの楽曲から、爆誕祭に漂う幸福感は最初からMAX。

続く、「乾杯(きゃんぱい)!」を彷彿とさせるカクテル名が曲名になっている「Easy
Fizzy」、生バンドならではの曲繋ぎで披露されるこれもお祝いソングの「Holiday!!」とニクい選曲が続き、ますますお祝いムードは最高潮です。


04.Please! Please! Please!
05.君を守りたい

4曲目は彼女の数多く存在するライブチューンのひとつである「Please! Please! Please!」、
ライブ後半に投下させることも多い起爆剤的楽曲なだけに驚きもありつつも、
彼女のソロライブ初心者の自分にとっては、
「簡単なことだけ示し合わせて、旅を続けよう!!!」と叫ぶこの曲に、ライブの決まり事なんて関係ない!楽しむ心さえ示し合わせて行けばOK!!!という「小林愛香の世界」にグッと引き込まれる思いがありましたし、
「声を上げろ!!!」と叫ぶ歌詞にも、
後半でよりその様相が深まる
2020年10月「NO LIFE CODE ON LINE MODE」のリベンジ公演的な決意表明も強く感じられました。

続く「君を守りたい」は、ファン感涙の、
当時高校生だった小林愛香さんが歌った正真正銘のデビュー曲。

大宮ソニックシティの大ホールで生バンド「あいきゃんバンド」を率いて歌われることとなったこの曲の運命を思うと物凄くグッとくるものがありましたし、「楽曲にもし、意思があるならば、この楽曲は小林愛香の元に生まれ、これ以上ない幸せだっただろうな…」なんてことを思わざるを得ない、爆誕祭を飾る大切なセクションの1曲でした。
(余談ですが、のちにMCでも触れることになる「みんなに出会わせてくれたあの子」の話もありますが、小林愛香さんはこの楽曲がきっかけで「そのあの子が生まれるきっかけになった最初の9人」を演じているうちのお一人(内田彩さん)に出会っているので、そんなキセキも含めて、「Life is So Wonderful」です。)

06.Sunset Bicycle
07.マコトピリオド
08.Night Camp

しっとりセクション。
彼女の掲げる「グラデーション」のアーティストコンセプトの真骨頂とも言える、ライブにおける緩急と幅広さ。
チルく歌い上げる「Sunset Bicycle」、
ピアノアレンジのイントロから会場から声が漏れる、壮大なバラード、レア楽曲「マコトピリオド」
そして序盤の誕生パーティのフィナーレを飾るように観客シングアロングで歌われる「Night Camp」の多幸感も、至福の音楽体験として心に残りました。

09.NO LIFE CODE

「Night Camp」の多幸感の余韻にひたる間もないまま、小林愛香の「多幸攻撃」は止まりません。
「こっからはお返し」と言わんばかりに会場スクリーンに映されたのは、
「パンダの着ぐるみがまさに本日、爆誕祭が開かれる前の大宮ソニックシティでファンの物販、ツーショットパネル等さまざまな催しを体感していく」企画映像。

会場ですれ違うファンからは「中身、何やしあいかやねん、、。」という声が聞こえてきそうなほどバレバレではありますが、
そのパンダの中身は「小林愛香さんご本人」
物販を手渡しで販売したり、着ぐるみ越しに握手をしたりなど、まさに「ゼロ距離コミュニケーション」が行われた後の楽曲は、
メジャーデビュー楽曲「NO LIFE CODE」。

前のMCの言葉、前曲からの繋がりなどで、
楽曲のパワーが増大することは、こと『ライブ』においては、起こりうるキセキでありますが、この「NO LIFE CODE」においては、
MCの言葉もいらない、ただただ、
「小林愛香の行動、生き様」の元に圧倒的までに強くなった形で披露されます。

だって、すごいでしょ??!!
誰よりもお祝いされるべき「本日の主役」自らファンとゼロ距離交流、そんな映像の後に歌われる、
「生き方のカタチ決めないで!」
「面白さで選ぶのもありなんだ」
「なんだろう自由なことしたい、なんだろう意外なことしたい」
「「NO LIFE CODE」自由な日々を!」
歌詞がもうそのまま生き様のごとく歌われるこの楽曲。

デビュー曲、「こういうアーティストになりたい、ありたい」の想いと共に作られるものですが、「NO LIFE CODE(人生の規定なし)」の曲名通りのアーティストに進化した姿で歌唱されたことにとてもとても感慨深さを感じましたし、この歌を聴きながら私は2020年10月の
「NO LIFE CODE ON LINE MODE」というタイトルで行われたオンラインライブを思い出していました。

無観客の暗闇の中で歌われたあの日の
NO LIFE CODE を「オンラインモード」とするのなら、
今日この日のNO LIFE CODEは間違いなく、
最強の「オフラインモード」。

「2020年デビュー」、彼女のアーティスト人生を振り返る上でこの言葉が取り消されることはないし、ずっと向き合っていく歴史だと思いますが、確実に今日、前ツアーのsyzygy含めて、あの日の「オンラインモード」を想い出にできた日になったな、と思いました。

そしてこの楽曲から衣装チェンジ、
「生まれたて」をイメージした純白の衣装から、グラデーションをイメージしたカラフルな衣装へ。
彼女の掲げる「グラデーション」はもはやそれぞれの色の主張により、蛍光色、極彩色の「カラフル」へと進化してたのも印象的ですし、
ライブはこっからさらにギアを上げ、
私は「自由と楽しさのモンスター」をこの目で見ることになります。

10.Deep Resonance
11.AMBITIOUS GOAL
12.Crazy Easy Mode

「ここにいるみんなと出会った"きっかけ"になったあの子」の話をした後に披露されるのは
彼女の所属するAqoursの楽曲である、「Deep Resonance」のカバー、

奇しくも上で書いた「NO LIFE CODE ON LINE MODE」と同月、2020年10月に行われたAqoursとしてのオンラインライブ、「Aqours ONLINE LoveLive! ~LOST WORLD~」で初披露になったこの楽曲は、
小林愛香さん演じる津島善子(ヨハネ)のセンター楽曲に数えられる、大切な大切な楽曲。


無観客から始まったDeep Resonanceの歴史、披露予定だった「幻の5大ドームツアー」はなくなり、2021年のオダイバ超次元音楽祭や2年半ぶりの有観客ライブDREAMY CONCERT、そして2022年6月の念願の東京ドームでのセンター楽曲披露に辿り着きつつも、今回の爆誕祭での披露がAqoursの歴史を含めても「声出し披露」は初めて。

この曲に代わる新たなヨハネの物語、
「幻日ミステリウム」の物語が12月から始まることも含め、ここで「Deep Resonance」の物語として、自身30年の集大成の場を選んだことに、彼女のこの楽曲への巨大な思い入れを感じます。

そして、Aqours9人として、Guilty Kissの3人としてもカバーされたこの楽曲ですが、
この日披露されたのはそのどれにも似ていない、「小林愛香のDeep Resonance」であったことはAqoursファンの自分としても、強く伝えつぎたいこととして、ここに記しておきます。

さらにそこから小林愛香ライブチューン連打の怒涛のセトリ、「AMBITIOUS GOAL」、

そしてグラデーション超えてカラフルな衣装にサングラスを付け、披露される「Crazy Easy Mode」。
多分、この日私はこの曲に一番エネルギーを貰ったかもしれない…って思うくらいに衝撃を受けたこの曲。

ファンのたくさんのお祝いの気持ちもイベント当日の空気となっていた今回の爆誕祭、
それに応える小林愛香さん側の企画やたくらみ、そんな「愛」と「愛」の応酬の中で、
「与えられて」
「愛を食べて」
「称えられて」
「愛されてる」
「支えられて」
「愛を食べて」
「あなたはだから」
「夢を見せて!」

と歌う姿、今日の爆誕祭に漂う空気そのものじゃん!!!となりましたし、
蛍光色の衣装で縦横無尽に動きながら歌うその姿は、もはや
「愛を食べて、愛に生きる」、
「愛のモンスター、小林愛香」。

「愛の怪物」をこの目で見たような気持ちになりました。

ソロ活動も精力的でありつつも、
グループ活動も今年は主人公、
そんな彼女の核融合的エネルギーの源はもちろん、「愛」。
そんな「怪物」がまたこの日たくさんの愛を食べて大きく育つ、ある意味で「爆誕」の言葉の意味を深く知ることになったこの楽曲、この日のベストアクトだったかもしれません。


13.Border Rain

「空だれ」、「マコピ」と壮大なバラードも多い小林愛香さんですが、爆誕祭クライマックスで選ばれた楽曲は前述の「NO LIFE CODE ON LINE MODE」でも披露された「コロナ禍の雨」とその向こうの「雨上がり」を歌ったBorder Rain。

確実に雨を超えた景色を見せてくれた今日だからこそ、見えた日差しのようなBorder Rainに感動しましたし、この楽曲が披露されたことも、「NO LIFE CODE ON LINE MODE」のリブート的ライブの要素を強めてくれたな、と思います。

14.グミチュウ
15.Original My Life

シングアロングのBorder Rainを終え、
歌われるのはニューシングル、「グミチュウ」。
フリーライブで東名阪を周り、たくさんの交流を行ってきたこの楽曲の盛り上がりは随一のものでしたし、
日本グミ協会の武者さん含め、田代さん、
非アーティスト活動でもconixさんやかとうれいさん等のクリエイターのみなさん、
小林愛香さんの「周りを巻き込むチカラ」はいつも強大ですが、そのチカラがカタチになった象徴とも言えるこの楽曲も、「彼女らしさ」がたっぷり詰まった楽曲です。


そして、クライマックスはグミチュウc/wとして収録された新曲「Original My Life」。
配信/発売まもないこの曲をここに据え、
ファンもそれに応え、全力でコールや歌詞を叫ぶこの楽曲に「小林愛香とLiandのみんな」の絆を強く強く感じましたし、
30年の集大成として「人生(Life)」を歌うこの曲は、個人としての「人生ソング」。
最高すぎるライブチューンが多い小林愛香さんですが、また新たなライブチューン爆誕の瞬間を目撃しました。

EN01.キセキヒカル
EN02.Lorem Ipsum
EN03.Can you Sing along?


そして、アンコール、
鳴り止まないお祝いの「愛香コール」に応え
再びステージに立つあいきゃんバンドと小林愛香さん、
ギターのけいちゃん(けいきゃん)のイントロと共に歌い始めたフレーズは、この会場、および配信で見てるファンを驚かせるには十分のこの楽曲。

「いつの間にか、来たね」

何度も何度も聴いたAqoursの大切な曲、
そのはずなのにこのワンフレーズで何が歌われているか瞬時に理解ができないくらいの衝撃は自分のみならず、この歌を聞いてる全ての人にも襲っているようでした。

「キセキヒカル」、小林愛香ver.。

「人生ソング」という言葉で、これまでもたびたびインタビュー等で触れられていましたが、
「人生ソング」という言葉以上の言葉が見つからないくらい、この曲の歌詞は、「Aqours」であり、同時に「小林愛香」そのもの、です。

彼女のデビュー前から変わらないSNSアカウントで「夢」とか「ワタシ」とかで検索するとヒットする、何者でもなかった頃の小林愛香の言葉。歌手の夢と保育士の夢、迷いながらもどちらも全力で追いかけていた「あの頃の小林愛香」の姿は、キセキヒカルで歌われる「あの頃の僕ら」「悩んでた僕ら」の歌詞に、キセキのように当てはまります。

「ひとりからふたりへ」
「ふたりからみんなの中に」

2番のこのフレーズと同時にステージを降り、
「みんな」の輪の中である客席に降り立つ小林愛香さん。
絶大な愛と信頼のもとで「みんな」の待つ場所に降り立つ姿はあまりにも感動的でしたし、

「ひとり(小林愛香)から魔界最強のふたり組へ」
「ふたりからみんな(出会えたLiandのみんな)の中に」

とこの日のキセキヒカルだけは受け止めていいんじゃないかな、と思いました。

今日ぐらいは言っていいでしょ?

客席通路を歌いながら歩く小林愛香さん、
彼女の通った後には、涙が止まらず、顔を上げられなくなってるファンもたくさんいました。

そんな会場の景色ごと見ながら、
「歌で、踊りで、ステージの立ち方で、生き方で、こんなに人間を感動させるってすごいことなんだよ」
「謙虚なあなたの分、あなた達の分、たくさんたくさん伝えたいけど、本当にすごいすごいことなんだよ…」という感情が溢れていました。

万感のキセキヒカルを終え、
「エモ泣き」後の涙ながらのグッズ紹介で親近感や笑いを誘いつつ、
爆誕祭フィナーレに向かい歌われるあいきゃんワールド炸裂の作詞曲Lorem Ipsum、

そして「"アレ"になりにきたんでしょ!?!」
「"アレ"になりたいんでしょ!?!」
「"アレ"を更新しようよ!!」
の言葉と共に、披露される、
「最高楽曲」、「Can you Sing along?」。

「今日ぐらいは言っていいでしょ!?」と歌われるこの楽曲の「今日ぐらい」が30代を迎えたこれからの彼女の人生の中で、たくさんあることを願いますし、たくさんの「最高」を更新していってほしい!!そう強く思わされた爆誕祭でした。


Aqoursとしての彼女はたくさん見てきたつもりですが、
「小林愛香」としての彼女に関してはまだまだ初心者な、自分なりの感想をまとめてみました。

そういう視点だからこその衝撃と、驚きも含めて自分だけのオリジナルの感想になれたかなとも思うので、こういうカタチで残してみました。

小林愛香ひとすじ!!の人も、自分みたいにグループ、他の子推しの人も、それぞれの時点で読める文章かもしれないので、ぜひ、感想とかいただけると幸いです。

そして、本公演はアーカイブ配信中なので、
(2023年10月31日まで!)
ぜひ、小林愛香公式X等からチケットをお求めいただきご覧ください!!

たくさんの人に見てほしい、
愛のモンスター、小林愛香の生き様。

ぜひの気持ちです。

では!!

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