自転車日本縦断-18日目-

本日は新潟県村上市を出発、山形県を突っ切り秋田県由利本荘市まで進んだ。観光は山形県酒田市と秋田県にかほ市象潟、またヒグマ・ツキノワグマの出没状況からゴールを札幌→青森駅に変更した。以下詳細。

○本日の行程
7:00-12:30      村上駅〜酒田市山居倉庫付近
12:30-14:00    酒田市観光
14:00-16:00    酒田市〜道の駅象潟
16:00-16:20    道の駅象潟で休憩
16:20-17:30    道の駅象潟〜羽後本荘駅

○感想
昨日から更に一日の走行距離を更新、ついに160kmを越えた(上のスクショは160kmないが、一枚目と二枚目の間で2kmはど走行)。特に前半の山形県南部は日本海の真横、崖沿いを走行することになり、波風の中に塩味を感じた。なお、海の匂いは太平洋側も日本海側も変わらない。

○観光地
・山居倉庫
明治26年(1893年)に作られた米どころ酒井のシンボル。現役で使われているらしい。倉庫と並ぶケヤキ並木は日本海からの強い西風と夏の直射日光をさえぎり、倉庫内の温度を一定に保つ目的で植えられたものらしい。ちなみに、すぐ近くには五月雨を集めるとスピードアップすることで有名な最上川が流れる。

・海鮮どんや とびしま
酒田港のすぐ近くのお店。メニューが非常に多く、予算を伝えればそれに合わせて刺身を提供してくれるサービスもある。写真はメバルの煮付け定食。
魚を綺麗に食べられる日本人になりたい。

・九十九島(くじゅうくしま)
秋田県にかほ市象潟(さいがた)にある景勝地。
写真を道の駅の展望室から撮った都合で見づらいが、田園の中に島々が浮かんで見えるように見える地形。1804年の大地震で地面が隆起するまでは、この田園が海だったため本当に島だったらしい。
生まれるのが200年ほど遅かった。

○旅のゴールについて
概要の通り、旅のゴールを札幌駅でなく青森駅とすることにした。理由は単純にクマとの遭遇を恐れてのものである。
まずは北海道のヒグマ出没状況について、北海道警察から以下の出没マップが出ている。

主要国道も含めほぼあらゆる地域でヒグマが出没、
函館は包囲されている。
   ∩_____ _∩
   | ノ      ヽ
  /  ●   ● | クマ──!!
  |    ( _●_)  ミ
 彡、   |∪|  、`\
/ __  ヽノ /´>  )
(___)   / (_/
 |       /
 |  /\ \
 | /    )  )
 ∪    (  \
       \_)
また、青森のツキノワグマ出没情報は下記の通りとなる。これだけ見ると最早青森は人の住む地ではない。

日本最大の陸上哺乳類であるヒグマは言わずもがな、ツキノワグマにもそう勝てるものではないため、対策としては出くわさないことが一番となる。
クマよけスプレーもどれほど当てにできるか分からない。

北海道はヒグマが怖すぎるので最早諦めるとして、青森方面に向かうにあたっても山間部を走らなければならない。
理想的には本州最北端の大間崎…と言いたいところだが、こちらに行くための国道をGoogleMapで見ると、どうにも交通量が少ない。そのため、ゴールを秋田から国道7号線を走って行くことのできる青森をゴールにすることとした。

戦場で生き残るのは「強者」と「臆病者」だ「勇者」は死ぬと相場は決まっている
ワンピースにもそう書いてある。

○翌日の予定
上記の通り目標地点は青森。明日も国道7号線沿いを走り、大館駅付近まで進む予定。まーた150km越えである。

○備考
当たり前ながら海水には塩分が含まれている。ではこの塩分がどこから来たのかというと、地球ができた直後のガスと岩石の化学反応らしい。
地球ができてから冷えて来た頃、水蒸気が水になって地表に降り注ぐ中で塩素ガスが溶け出し、酸性雨になる→その酸性雨が岩石を溶かし、中にあったNaやCとか色々な元素が溶け出した、というのが経緯とのこと。
そのため、海水には当然塩化ナトリウム以外の元素もたくさん入っているが、その味ばかり注目される理由は調べても分からなかった。イオン濃度としてもNa+は多いらしいが、宇宙の元素構成比でそこそこ割合として高く、かつ反応性が高いから溶け出しやすかったとかだろうか?

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