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【BL】明治従属タングステン/たつもとみお先生

どーも!ノアです。
ご来訪いただきありがとうございます🙇‍♀️

 今日は私の推し作家様の一人,たつもとみお先生の『明治従属タングステン』についてレビューさせていただきます。


〇作者様

 少女,TL,BL漫画家様。BLジャンルについてはCOMICフルールさんで連載された「1/365の恋人」でデビューされ、その後「日の当たらない場所」シリーズ,「ネコ×ネコ」シリーズを執筆されております。
TLジャンルは,現在「年上の旦那様」が連載中(恋愛白書パステルさん)です。

(みお先生のHPやちるちるさんを参考にさせていただきました)

〇ストーリー

  主を敬愛してやまない異国従人-エドワードー×闇深いトラウマ持ちの主-亮二-。この2人が結ばれるまでの切なくも愛おしい物語。(ハピエンですよ♡)

 時は明治末期。水力発電所の開発が進んでいた頃,計画技師として開発事業に尽力していた亮二。2年前のある日,言葉も話せず知恵遅れとされていたエドワードの面倒をみることになるが,エドが知恵遅れではなく異国人であることに気づく。

  亮二が知識を与え続けると,エドはあっという間に日本語,料理,生活の知恵などを習得し,亮二の期待を超える成長ぶりをみせる。同時に,エドの亮二への想いも膨らんでいく。

 亮二には克服できない深いトラウマがあり,ふとしたきっかけでフラッシュバックを繰り返す日々。そんな中,亮二のトラウマの元凶-中原薫-が現れ,さらに亮二の心は乱されてゆく。

  「貴方の側を離れるつもりはありません」

  エドは確固たる想いを持ちながら、献身的に亮二に尽くすが,亮二の側に居続けるためにある決断をする。

  亮二を一途に想い続けるエド。
  
  過去に囚われ、エドの気持ちを受け止められない亮二。

  苦悩、葛藤、執着、怖気、恋慕……様々な感情と向き合いながら、仕事も恋愛も成就させていくストーリーです。

〇見どころと感想

★生まれて初めて眼鏡をかけて亮二をみるエド
初めてはっきりと亮二見た時のエドの表情は必見です!!普段かっこいいのに、こんなかわいい表情もみせてくれました👏

★月明かりの下愛し合う2人

→このシーンすごく好きです。”月明かりの下”っていうシチュがたまらなく色っぽい。。亮二がエドを求める姿もたまりません。このシーンに限らないんですが,みお先生の後孔描写はとてもとてもエロいと思うのです。。。

★暗闇の地下修理 

めちゃくちゃお気に入りのシーン!エドのスパダリ感が半端ないんです(゚д゚)!冷静に亮二に話しかけるエドがすごく頼もしくて,美しくて,強さを感じたなぁ……。視力が弱かったゆえに鍛えられたボディイメージがこんな形で威力を発揮するとは。かっこよかったよ,エド。

★見学会と会食を終えた後に愛し合う2人

→お預けくらった後の2人のセッはよりいっそう色っぽく、心の中で拍手してました。

★書影の美しさ★

コミックスの表紙がとても美しいんです。色も紙質も作品に合った上品な雰囲気が感じられます。


◯最後に

 みお先生の初時代物BLとのことでしたが,先生の画風とノスタルジックなストーリーがすごく合っていてとても美しい作品でした。繊細な感情がとても丁寧に描かれているのも見どころだと思います。

 各書店様の特典については、本編以降の2人の甘々ないちゃこらっぷりが堪能できるのでオススメです!!!本編では見られない糖度の高さなので特典の方もぜひみていただきたいです。みお先生がTwitterにあげてくださったカウントダウンストーリーもエドの心の中が知れるからよりいっそう理解が深まります。


 タングステンは熱にとても強く,白熱電球を支える大事な役割を担っているとのこと。きっと亮二にとって、エドはタングステンのような大事な存在なんだと思います。
  この時代に,電気が人々にとっての希望の光となったように,亮二の闇を消し去る光となったのがエドだったんですよね。


明治従属タングステン、とっても素敵な作品でした!!みお先生の次回作、楽しみにしています。


自己満ブログにお付き合いいただきありがとうございました🙇‍♀️今後もマイペースに更新します。

ではではまた!

Noa


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