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神田眞人財務官はなぜ4/29まで介入タイミングを逃したのか。
152円/ドル直前で警告を続けたものの、4/10(水)米CPIでの突破を見逃し、会合初日4/25(木)の155円/ドルもスルー、4/26(金)会合後の植田総裁の円売容認発言に伴う158円/ドルもスルー、4/29(月)薄商いの日本祝日東京時間10時35分にフラッシュクラッシュで160円到達。高値から3時間後にようやく13時07分から介入開始。

なぜ152円、155円、158円を見逃したのか。
いつの日か神田財務官に口を割ってはなしてもらいたい。151円後半で個人投資家や機関投資家の介入期待ポジが増えてしまい実弾介入の効果が期待できない、またはコストがかかる形になってしまうのを嫌気したものと思われる。

<152円-155円>
米国との事前協議が難航?152円-155円では変動幅が不足?
事前の牽制発言で個人投資家の円ショートが増えており、介入コストを考慮し実弾介入を見送り?
<158円->
神田財務官は週末にパリから帰国途上だったから?

<160円>
4/29 10:35 160円/ドル→13:07 介入開始

為替介入前後のイベント日程
4/26(金)日銀会合→4/29(月)日本祝日→4/30(火)→5/1(水)FOMC→5/3米雇用

4/29に160円で1回目介入、4/30ステルス介入、5/1に2回目介入と為替介入のタイミングはポイントを押さえた形で実施されたが、最初から4/29に介入するつもりであったのか。ただそれなら4/28または4/29早朝に介入があったはずであり、端から財務省の狙いは言葉通り、変動幅という事に帰結すると思わされる。4/29の一瞬の160円/ドルを先導したのは誰なのか。投機筋なのか。これを主導した主犯は誰だったのか。。絶対許さない。

ドル円の値動きとイベント
2/13    米国CPI上振れで150円/ドル突破
2/13-3/5  149円前半-150円後半円でレンジ(3週間)
3/5-3/11  日銀内からマイナス金利解除のリーク開始
3/11-19 解除を織り込み、円買い巻き戻し
3/18-19 日銀決定会合 マイナス金利解除
3/19-  悪材料を消化し円買理由が消失、151円後半まで円安
3/19-4/9  151円前半-151円後半でレンジ(3週間)
→財務省から円安牽制発言<個人投資家は介入期待のドルショートを構築>
4/8-14   岸田首相訪米
4/10   米国CPI上振れで152及び153円/ドル突破
→財務省からの円安牽制発言がこの後消滅<過度な介入期待を嫌気?>
4/15   米国小売上振れで154円/ドル突破
4/18-19    G7・G20中銀財務相会議
4/23   鈴木財相「為替介入の環境は整っている」
→首相動静 09:15~ 神田眞人財務官
4/24   155円/ドル突破 経団連/商工会から懸念 片山からも懸念
4/25-26 日銀決定会合 現状維持/日銀円安容認
→鈴木財務相「私からコメントはありません。」(為替水準を問われ)
4/26   156円及び157円及び158円/ドル突破
→財務省・神田財務官から牽制発言なし
4/29   10時35分の1分で159円及び160円/ドル突破→為替介入

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