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3歳未勝利戦(1)~初出走馬~

 さて、どの分野から書き始めるかと考えながら、今の時期1日12レースの中で、もっともレース数の(サンプル母数)の多いものを対象にしてみようと思い立った。作表は抑えると言いながら、まずは以下の表を示す。となってしまう。

 これは、タイトル通りのデータである。今年は既に昨年実績の20勝を超えているが、母数は343頭と、直近の移動平均が650頭余りだから、充足率が5割超程度である。これ以上「勝つ初勝利馬」が出ないのであれば、それはそれで人気でもぶった斬る根拠に成り得るが、それをデータは元より誰も保証などしてくれない。確率を駆使すれば、ある程度の信頼度を確保しながら、この先に出現する可能性は推量可能ではあるが話が難し過ぎて、ここでは馴染まない。
 3歳未勝利戦など、通常は不確定要素が多いので手を出せない人も多いだろうし、「見(ケン)も止む無し」の対象でもある。勝馬投票券の売上も、それを証左している。例えば、対象は「初出走馬」ばかりでは無いし、芝で凡走し、今回はダート戦での躍進を目論んでいる陣営もある。しかし、この個体がダート戦でどんな走りをするのかは判らないから、調教や血統などで推測される。父であるクロフネが二刀流だから、その産駒のダート替わりは狙いだとか、色々なセオリーもあるのだろうが、それらのデータでの検証は、その内という事で。そして、そんな記事がある程度、ストック出来れば、その段階での「有料化」を目論んでいる。
 当研が申し上げるここでのロジックは、確率に裏打ちされたある程度の信頼度を保持したものでは無い事をご承知置きください。まぁ、須田くんの話も同じようなものでしょうから、その辺はそんな感じで、そして最終的には貴方ご自身の責任で判断してください。
 上のデータの初見で気になった点を言うと、2、3着馬が少ない印象。しかし、2013年は、今の状態のまま今後出走する初出走馬らの殆どが馬券対象外になっても再現される。
 ああ、思い出した事を書くと、当研の確率論・出現率論の中では、Aという種別が、勝率が高いからAを狙うのではなく、逆にBの結果が通常より低いものが修正されると「平均修正法」を採用している。だから、Aを全部買い続けたら回収率が1を超えるだのという類は提案する事は無い。意外と長文になってしまうなぁ。この辺で切り上げる。その前に人気順別データも尾巻しておく。尚、項目は1着~5着、そして6着以下を集計しており、今後も、このパターンで統一し続ける予定。下表には右に1着率、2着率、3着率、その合計を提供している。長期累積データなので信頼度はゆらぐが2番人気が若干良好にも見えるが、その成分は「初出走」で縛っていることもあり、心理学的に圧倒的な血統裏付や、調教時計などがアナウンスされない限り、初出走の1番人気馬は過剰人気になっている可能性もある。
(尚、4/24にデータの入替を行いました、この週は総計44頭の初出走の内、1番人気馬2頭と2番人気が2頭。存在し、それぞれ1頭ずつ1着しました。つまり人気別5割です。)

 複数の作表の掲載が出来るかのテストです。データは本物です。芝とダに分類したものですが、左程大きな変化は無いと判断しています。


 


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