Re:Frame設立経緯〜こども達の課題と本気で向き合うようになった理由〜
なぜ僕たちが法人を設立してまで『子供たちの課題に本気で向き合いたい』と考えるようになったのか。
その理由についてまとめたので、読んでいただけたら嬉しいです。
活動のきっかけ
7.8年前から、山田が児童養護施設を、小川が小児病棟を訪問するようになりました。
きっかけはどちらも些細なものでした。山田は、ドイツに渡りサッカー選手としての在り方を再考したこと。小川は、第一子の誕生と時を同じくして病気と闘うお子さん・ご家族を題材にしたドキュメンタリーを目にしたことでした。
互いに大きな志を抱いていた訳ではなく、「サッカー選手だからこそできることがありそう。」という感覚で、まず思いつく範囲で活動を始めたに過ぎません。
その後、2017年頃から活動を共にするようになりました。
心境の変化
小児病棟、児童養護施設、子ども食堂などを訪れ、子どもたちを取り巻く様々な課題を知りました。
そして、その課題の多様さと、課題に悩まされる子供達の多さに驚きました。
学校に行けない、親と暮らせない、十分な食事が摂れない、習い事ができない、学校や家庭で居場所がない。
様々な課題を知るにつれ、幼少期の"大好きなサッカーに全力で打ち込むことができた環境"が、実はとても有り難いものだったと知りました。
同時に『サッカー選手という立場は与えられたもの』という感覚が芽生え、強くなっていきました。そして次第に、ちょっとした恩返し感覚が使命感のようなものに変わっていきました。
忘れられない一言
「僕はここにいるから、プロサッカー選手になる夢は諦めた」
2021年の冬にクリスマスプレゼントを持って児童養護施設を訪れた際、小学生の男の子が口にした言葉です。
一緒にサッカーをして盛り上がった後、決して誰かや何かへの当てつけではない様子で男の子が発したその言葉に、胸を締め付けられました。
『子どもたちに一時的な笑顔や喜びは与えられても、現状は何ひとつ変えられていない、未来には何も貢献できていない』
『自分たちがやっていることはただの自己満足じゃないか』
そんな無力感に押しつぶされそうになりました。
僕たちの想い
あの日以降、子どもたちを取り巻く課題と本気で向き合いたいと思うようになりました。
何となく良さそうな事をするのではなく『たった1人でもいいから、その子の未来に確実に貢献したい』と考えるようになりました。
広く浅くではなく、狭く深く。それが僕たちがRe:Frameとして活動する時の合言葉になっています。
僕たちは、この与えられたサッカー選手という立場だからこそできることがあると信じています。
もちろん、僕たちだけで何か特別なことができるとは思っていません。既に素晴らしい活動をされている団体さんや、今少しずつ増えている仲間たちと協力して、子どもたちの課題に向き合っていきたいです。
Re:Frameのロゴにデザインされている子どもの笑顔には、僕たちの想いが詰まっています。
子どもたちの笑顔を、子どもたちの未来を、みんなの力で守っていきましょう。
この文章を読んでくれた皆さんにも、何かしらの形で活動の輪に加わっていただけたら嬉しいです。
Re:Frameでは、個人サポーターを募集しています。
よろしくお願いします。
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