タクラム田川さん

得意領域と不得意領域の両方を担当する

武蔵野美術大学大学院 造形構想研究科
クリエイティブリーダーシップコース 
クリエティブリーダーシップ特論
第6回 

今回のゲストは、2つ以上かけあわせているTakram 田川 欣哉さん
TokyoとLondonをベースにNYなどグローバルに活躍されています。
半数以上が工学系デザインエンジニアのハイブリットキャリアなデザイン
ファームだそうです。プロジェクトも古典的なハードウェアのデザインの
一眼レフカメラミラーレスレンズから宇宙系まで多岐に渡っています。
これまでのプロジェクト

スタートアップに絡んだ例では、名刺管理のEight
デザイン、開発、プロモーションを含めたソフトウェアをローンチするまで
一連のクリテイティブサービスを包括的に提供したそうです。

企業の中にチーフデザインオフィサーがいないと計画についても理解されづ
らいので、執行役員以上にデザインCXをおくように提案しているようです。
ビッグデータの可視化では、チームラボと共同で地方創生RESAS(Regional Economy and Society Analyzing System、リーサス)内閣府のために作った地方創生の現実に向け、内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)が市民のビックデータ(産業・人口・観光・農業等)を分かりやすく「見える化」したシステムにも関わっていたようです。


週末にチームラボに行こうとしたら、予約がとれないほどの人気でした。
事前の予約をおすすめします。

お話を聞いていてとても印象的だったのは、プロジェクトを進めるにあたり
得意分野だけではなく、不得意分野もやるようにすると、ファーム全体のマネジメントも放っておくとフルスタック化していくという話でした。
不得意分野で辛い思いも半分しながら、得意分野のコンフォートゾーンもあるのでバランスがとれているのか、不得意分野だからこそ見えてくることもありパーティションのないラウンジの発想につながった例もあるようです。

得意分野でのあたりまえが不得意分野だと新鮮な目で観察してRe:flamingもしやすくなっている気がします。これからの研究テーマにも重なるテーマもあり、インテリア関連の協会の総会で武蔵野美術大学での新しい試みとして造形構想専攻 クリエイティブリーダーシップコースの内容を話してみると、実社会でのニーズを感じているところです。

ラーニングオーガニゼーション
社内で学習することを推奨する実例としては、事前の許可や申請も必要なく本が買い放題
誰がどんな本を読んでいるかも共有し、ペア学習や知識の共有につながっているようです。

鷹の台からも造形構想学部クリエイティブイノベーション学科1年生が遠隔で熱心に参加していました。
毎回、他の授業との関わりもあるゲストを自然に選んでアレンジされている長谷川先生もありがとうございました。

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