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Project:;COLD元旦画像の解法と答え
こんにちは、リー猫と申します。
2024年1月1日の0:00、年明けの瞬間にProject:;COLD公式アカウントが一枚の画像を投稿しました。
— Project:;COLD (@ProjectCOLD_613) December 31, 2023
こちらの画像には複数の暗号要素が含まれており、同プロジェクトで出題される謎の中でも比較的難易度の高い問題であると思います(個人の感想です)。
ところが、融解班(参加者の総称)はわずか12分で答えに辿り着いてしまいました。
あまりに早く解かれてしまったため、答えのみが拡散されている状態という事もあり、いい機会なので今回の画像から答えを導き出すまでの解法をできるだけ詳細に解説していこうと思います。
1.16進数→テキスト
まずは画像の中で唯一、文字が記載されている部分から解読していきます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126479013/picture_pc_16ecca8eecfc33f6ac086bac336d5c79.png?width=1200)
この「23 2D 3E 5C 75」という文字列は16進数です。16進数とは、0〜9とA〜Fまでの文字で数を表す方法で、主にコンピュータの世界で使用される数値表現です。
ですが、勿論このままでは意味がわからないので、何らかのルールで変換する必要があります。
今回の場合、16進数からテキストへ変換する事で次のステップへ進むことになります。
ネット検索で「16進数 テキスト」などで検索すると、オンラインツールがたくさん出てくると思います。
試しに、この『DenCode』というサイトで変換してみましょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126480975/picture_pc_b3021ad405607b6348a07b8432925453.png?width=1200)
すると、「#->\u」という文字列に変換されました。
この文字列が意味するところは
『# → \u』
つまり「シャープを\uに変えろ」という指示になります。
2.カラーコードの取得
次に、後ろのカラフルなバーで構成された円を解読していきます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126481689/picture_pc_9eddb224e221a6021698a1724d9f3ae0.png?width=1200)
あまり鮮やかとは言えない色ばかりなので、この18本のバーの『カラーコード』に手がかりがあると考えます。
カラーコードとは、赤・緑・青のそれぞれの値を16進数にしてくっつけたもので、「#000000」の形で表現されます。
こちらも「カラーコード 解析」などで検索して、オンラインツールを使って調べていきます。
この『イメージカラーピッカー』が非常に便利でした。
投稿された画像をアップロードして、調べたい色の上に十字を合わせるだけで、その色のカラーコードを取得できます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126482677/picture_pc_cffcfc2063d2ebb9bc996b5e9d0d1562.png?width=1200)
左から順にカラーコードを取得していき、メモ帳等にコピペしておきます。
全部で18個のカラーコードを調べると、下記のようになります。
#4e8c30
#074e8c
#56db30
#074e00
#4e004e
#09000a
#4e094e
#9430fa
#516d51
#6d4e03
#516d51
#6d010a
#4e004e
#094e5d
#30fa4e
#033007
#30074e
#004e03
ここで、あることに気付きます。
先ほどの16進数を変換した文字列に「#(シャープ)」がありました。
これは、カラーコードの頭に付く#を表していたのです。
3.カラーコードからUnicodeへ
16進数を変換して得られた文字列は「#を\uに変えろ」というものでした。
カラーコードの「#」を「\u」に変えると、何が得られるのでしょうか。
とりあえず「\u」で検索してみましょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126483950/picture_pc_4300b86b0f17532aba74ccf93160527c.png?width=1200)
すると、このような検索結果が現れます。
「\u」の後に16進数4桁の整数値の形式でUnicodeの文字コードを記述することで、任意の文字を指定することができる。
先ほど取得したカラーコードも16進数で構成されていました。
どうやら、\uを付けることでUnicodeという文字コードにする事ができそうです。
今度は「Unicode 変換」などで検索してみます。
こちらのサイトで「通常テキストに変換」を選択して、カラーコードの頭を\uに変えて入力(Unicodeは4ケタなのでカラーコードの前4文字を使う)し、変換ボタンを押します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126484756/picture_pc_bb810dacc8dacc4a3df3318672febc84.png?width=1200)
すると、変換結果に漢数字の「二」が現れました。
どうやらこの方法で正しいようです。
半角スペースを挟んで、取得したカラーコードを続けて入力していきます。
※4ケタずつにするため、カラーコード6文字を「4-2、2-4」の形に分解して入力します
※#4e8c30、#074e8c→\u4e8c、\u3007、\u4e8cという感じ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126485157/picture_pc_6b0604ec24a8ee976287efc699f4052e.png?width=1200)
全て入力し、変換ボタンを押すと……
二 〇 二 四 一 一 三
三 五 ・ 六 六 七 六 六
一 三 九 ・ 七 〇 〇 一 七
このような文字列へ変換することができました。
上の行は「2024/01/13」という日付を表しているように思えます。
では、その下の2行は何を表しているのでしょうか。
4.緯度と経度
これは経験による勘であったり、雑学的な知識が必要となりますが、35〜と139〜から始まる2つの数値を見たら、まず間違いなく日本の緯度経度を表していると認識すべきです。
Project:;COLDに限らず、多くの謎解きイベント(ARG)では緯度経度を使ってある地点の座標を表す手法が使われるため、もはや基礎知識と言っても過言ではありません。
(ちなみに日本は東経120〜150度、北緯20〜45度に位置し、東経135度北緯35度がほぼ中心です)
これに基づき、カラーコードから取り出した二つの数値『三 五 ・ 六 六 七 六 六、一 三 九 ・ 七 〇 〇 一 七』が示す地点を探してみましょう。
GoogleMapへ「35.66766,139.70017」と入力し検索すると、東京のある施設へジャンプします
(緯度経度は「,(カンマ)」で区切ります)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126486389/picture_pc_e51d70e2df572666e02aa607f515e16b.png?width=1200)
国立代々木競技場第一体育館
2022年時点では、主にバレーボール・フットサル・ハンドボールなど体育館として利用されている。また毎年開催されるチアリーディング日本選手権大会の会場もこの第一体育館を使用している。稼働率が高く、2015年度は329日間利用された[8]。アリーナ部分のスペースが広く花道や派手な演出が可能なため、上述の通りコンサートやライブイベント、格闘技の大会等のイベントホールとしても多く利用されている。
カラーコードに隠された座標は、国立代々木競技場第一体育館を指していることが分かりました。
そして、2024/01/13という日付から、あるイベントが浮かび上がります。
5.画像が示していたもの
国立代々木競技場のイベントスケジュールを検索してみると、下記の結果が得られます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126487102/picture_pc_53b10198206eba6dad41e410cca107a1.png?width=1200)
2024/01/13に「神椿代々木決戦二〇二四」というライブイベントが予定されています。
当日現地で予定されているイベントはこれのみであり、公演中または公演前後にProject:;COLDに関する「何か」が行われるものと思われます。
イベント主催の神椿スタジオにはProject:;COLDの映像制作を担う川サキ氏も参加しており、一定の関係性があります。
主題歌の発表か、前日譚のスタートか、はたまた都まんじゅうとのコラボレーションか。
ALTÆR CARNIVALに向けて動きを加速していくProject:;COLDから目が離せません。
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