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2019シーズン〜これまでの浦和レッズとこれからの浦和レッズ〜

お久しぶりのブログ更新です。
あまりまとまった時間が取れず、でも書きたいことがあって、急ピッチで書いてます。
そのため、今回は図とか使わず文字だけで書きたいことを書きたいままに、無責任に書いていきます。どうかご了承ください。

さて、2019シーズンも始まって早1ヶ月が経ちました。この間に我らが浦和レッズは、
・ゼロックスで1試合
・ACLで2試合
・リーグで4試合
の計7試合戦いました。結果は3勝2分2敗。結果だけ見れば、まずまずの立ち上がりと言えるのではないでしょうか。

今回はこの7試合の浦和レッズの姿とこれからの浦和レッズについての展望について書いていきます。(大事な事なので2回言います。今回は無責任に書いていきます。ご了承を)

ゼロックス 川崎戦

この試合の前半はハイプレスに苦戦しました。3CB+1アンカーに川崎のダミアン・中村・小林・家長がプレスを仕掛けてWBの橋岡のところでSBの車屋がボールを奪取してショートカウンターという形で何度もゴールを脅かされました。それを受けての後半、浦和は柏木が最終ラインに落ちて4バック+1アンカーの形でのビルドアップを実行。この形でのプレス回避を覚えました。(正確には思い出したというのが正しいかもしれません)結果としてはダミアンに手痛い一発を浴びて敗戦となりましたが、後半はWBの橋岡の所でボールを奪われてショートカウンターを受けるという事は一度もありませんでした。前半を受けて橋岡自身も無理に落ちて足元で受けることを辞めた事も大きかったかもしれません。これが川崎戦の成長です。

リーグ開幕 仙台戦

ほとんど記憶にありません。ただアンカーのエヴェルトンが最終ラインに落ちて数的優位を保ちながらビルドアップする姿が見えました。前節はこの形はなく、柏木によるものでした。エヴェルトンを最終ラインに落とす。これが仙台戦の成長です。

リーグ 札幌戦

浦和の悪いところが出た前半でした。基本的に右サイドで試合を作った前半ですが、逆サイドのIHである柏木が右サイドに寄っていくことが少なく簡単にボールを奪われるシーンが目立ちました。他にもアンカー脇を狙われたりと散々な出来でした。後半になって柏木が右サイドに寄って来ることにより、全体の距離感が良くなりました。そうなるとボールロストした後も距離が近いので即時奪回に行けるようになりました。ナバウトが後半頭から投入されたのも大きかったと思います。彼はサイドに流れてボールを受けられますし、作りの部分でも下がって循環役になれます。以前は武藤のタスクでしたが、武藤が離脱している今、それができるナバウトは非常に重宝されると思います。2トップの片方がこれができるととてもとても助かりました。ただ試合は負けました。完敗でした。

ACL ブリーラム戦

相手がミドルブロックを作ってくれたため浦和が問題を抱えているビルドアップに対してほぼ無抵抗なブリーラムでした。そうなると見てるこっちも噛み合わせが悪く感じないため、ストレスの少ない試合でした。ただスコア以上に実力差は少なかった印象です。後は、FWの汰木が結果を残しました。彼があのような形で結果を出したのは浦和サポにとって、そしてオリヴェイラにとって、とても大きなものだったと思います。

リーグ 松本戦

風の非常に強い試合でした。浦和はここまでリーグ戦ノーゴール。立ち上がりから果敢に攻めようと陣地を変えたりしましたが、浦和の3CBに松本の1トップ2シャドーを当てられ上手くビルドアップで剥がすことができませんでした。松本はこの前の試合の大分戦でも、大分の3CBに対して前から強くプレスをかけていたので、予想だにしなかったという言い訳は出来ないと思います。ただ、風がなければどうなっていたか。その部分は誰にもわからないのでしょうがありません。そしてこの試合はマウリシオとエヴェルトンがコンディションを理由に欠場し、柴戸がアンカーとして、岩波がポジションを変え真ん中のCBとして先発出場しました。このスタメン変更もビルドアップを困難にした理由の1つだった可能性も否めません。実際、立ち上がりから柴戸が最終ラインに落ちて数的優位を確保する動きは見られませんでした。ただこの試合はPKから興梠が今シーズン初得点。辛くも勝利しました。

ACL 北京国安戦

アウェイでの難しい一戦でした。スタッツから分かるように勝ち点を奪って浦和に帰ってこれたのが奇跡のような、そんな試合でした。しかし、この試合でも浦和は微量な成長を見せていたと思います。それは宇賀神のポジション取りです。北京国安の構造による影響も勿論あると思いますが、浦和は基本的に守備時には5バックを敷きます。ただ、これはこの試合においては人数過多になることがありました。その際に、宇賀神が1つ前のポジションを取り、相手を牽制。一時的な4バックへの移行を見せてくれたのがこの試合でした。勿論戻るべき時には最終ラインに戻りブロックを作ります。これをオズが仕込んだものなのか、はたまた宇賀神の戦術眼の強さが見せたものなのかは当人達にしかわかりませんが、浦和にとって大きな一歩となる試合だったと思います。

リーグ セレッソ大阪戦

オズの采配が光った5連戦最後、中断前最後の試合。マルティノスがだいぶチームにフィットしてきました。これはとても嬉しい変化です。杉本は興梠とのコンビネーションという部分ではまだまだ物足りないですが、作りの部分で貢献してくれてます。セレッソにいた時は前で収めるタイプというよりは、近くの味方に落として前に向かうタイプという印象でしたので、元々のポテンシャルをセレッソ大阪というチームのスタイルが縛っていたのか、もしくは浦和に来てその部分に長けている興梠を見習って成長したのかは本人に聞いてみないことにはわかりません。ただチームにフィットしてきていることは確かですし、必ず彼はやってくれます。間違いないです。

これからの浦和レッズ

今の浦和レッズは発展途上です。ただここまで成長を見せてくれているように、これからも成長を見せ、タイトルを奪うような、そんなチームになると信じています。(願望込みです)
そんなチームに2つ期待したいことを残して、今回のブログを終えたいと思います。

1. ビルドアップ
相手が3CBに1人ずつ当ててきた時(川崎戦や松本戦のように)のビルドアップが不安定過ぎます。そこが不安定だから噛み合ってないもどかしい試合が生まれます。今はアンカーのエヴェルトンが落ちて試合をコントロールするというより、主に柏木(たまに長澤)が落ちて数的優位を作り出してます。この働きをエヴェルトンが自然に出来るようになると、1つ上のステージに上がることができると思います。もしくはそもそもの構造を4バックにしてしまうという手もありますが、その可能性は低いでしょう。

2. プレッシング
今のJ1チームを見てみると、ほとんどのチームが後ろ3枚でビルドアップを行います。それに対して現在の浦和の基本ブロックは532(たまに2トップのどちらかが下がって541を作りますが)と、とても噛み合わせが悪いです。相手3枚に対して浦和は2枚で対応することになるのですが、そこに柏木が加わってプレスのスイッチを入れます。この動き自体はとても重要なのですが、このスイッチを入れるタイミングがチームとして共有されているのか疑問です。というのも柏木が出て行った際にほとんどと言っていいほど、出て行ったスペースを使われているためです。ここはどうにかしてもらいたい。オズさん、頼みます。

最後に

駆け足で図も使わずここまできてしまいました。僕の伝えたいことがしっかり伝わっているか不安ですが、このブログを気になって見てくれるくらいの関心がある人にはしっかり伝わっていると信じています。もしわからないことがあれば気軽に聞いてください。出来る範囲で丁寧に答えたいと思います。

さて、今の浦和はたくさんの問題を抱えていると思いますが、今回は攻撃と守備のスタートの部分。一番最初のビルドアップとプレッシングというところについて、最後書きました。次は他の部分を指摘出来るようなチームになっていることを期待します。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。たくさん反応していただけると、また次を書くモチベーションが生まれるので嬉しいです。では、また次の機会に!

番外編

今更なんですけど、オズはやっぱり守備ありきの人ですよね。攻撃的に行こうと思えば試合の序盤から行けると思いますが、とりあえずは失点をしないこと。そして後半勝負って印象が強いですね。なのでサポーターとしては、多少前半に上手くいかなくても失点しなければOK。後半から行こうぜってスタンスがいいのかもしれません。と思いました。あと、これから先の浦和はオズの元で、ジダンが率いてCLを制した昨年までのレアル・マドリードのようになるのが理想形なのかなと少し思いました。確固たるスタイルは持たずとも相手に応じて姿を変えて勝利をもたらす。うーん、これもまた最高ですね。中断明けが楽しみです。

著 : もりくま(@reeeeeds)

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