見出し画像

マイルチャンピオンシップコース解説(阪神芝1600m外回り)

スタート地点はバックストレッチの中間からやや左寄りで、平坦のスタートです。3コーナー手前にある内回りコースへの分岐の所で上り坂があります。緩やかな3~4コーナーのカーブを回ります。4コーナーの出口手前の残り約600mから、直線残り190m地点まで緩やかな下り勾配が設けられています。そこからすぐにゴール前の阪神名物の上り坂が待ち受けています。高低差1.8m、勾配率1.5%の急坂があります。120mで1.8mの高低差を駆け上がって、残り70mで決め手を発揮することが求められるタフなコースです。スピードとパワーを兼ね備えていることも必須条件になります。コーナーが2回の外回りコースで、スタートから3コーナーまで444m、ゴール前の直線476mと直線部分の距離が長く、各馬が実力を発揮しやすいコース設定になっています。このため、紛れが生じにくく、馬の実力が反映されやすいコースです。前半から速いラップを刻む速い流れになっても、脚を溜めつつ、直線で瞬発力を発揮できる、高いレベルの能力が求められます。マイルチャンピオンシップはこれまで京都芝1600m外回りで開催されていましたが、改修工事のため今年は阪神芝1600m外回りコースに舞台を移して開催されます。先週のエリザベス女王杯の走破時計2分10秒3は、アーネストリーが2011年に宝塚記念で記録したコースレコード2分10秒1に迫る超高速馬場での高速決着でした。マイルチャンピオンシップは激しい先行争いから前半からハイペースになることが推測され、上がりのかかる直線勝負になり、スピードの持続力がある馬が好走する馬場状態です。
https://talmudic.net/mairutyanpionsippu2020yosou/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?