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京都大賞典コース解説③(京都競馬場芝外回りコースの概要)

スタートから1コーナーまでの距離は約600mです。1コーナーでインを通って距離ロスを最小限にしたいので、やや速めに流れますが1コーナーに入るとペースは落ち着きます。しかし、逃げ馬が2頭以上いる場合は前半からハナを奪い合う激しい先行争から必然的にハイペースになり差し馬有利な展開になる傾向があります。有力な逃げ馬がいない場合は、けん制し合ってペースは落ち着き、前半がスローペースで流れて、3コーナー手前残り800m地点の下り坂からロングスパートの上がり勝負になれば、先行馬が有利になる傾向があります。有力な逃げ馬、先行馬が2頭以上いるか、いないかによって、展開を予想することが馬券的中の鍵になりそうです。展開によって結果が変わるコースです。コースの起伏は3コーナーの坂以外はほぼ平坦です。3コーナー手前残り800m地点の下り坂から惰性をつけてロングスパートできるスタミナと直線で末脚の切れが求められるコースです。長距離戦なので、先行力とインを器用に立ち回れる機動力があれば、外を回った馬とは走る距離に大きな差があるために、瞬発力がなくても十分勝ち負けに持ち込めます。

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