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クイーンステークス血統情報

【サトノセシル】母方にNijinsky
父Frankel。母Dupe。母の父Observatory。
母Dupeは不出走でしたが、エクリプスS、ヨークインターナショナルS、英チャンピオンS(連覇)の英国G1を4勝したトワイスオーヴァーの全妹にあたる良血馬です。父Frankelの父は大種牡馬Galileo、14戦全勝(G1・10勝)の欧州最強マイラーでしたFrankel×Observatoryの組み合わせで母方にNijinskyを持つ血統構成は、プリンセスマーガレットS(英国G3・芝6F)を勝ったFairEvaの配合と似ていることから、芝への適性が高い欧州血統背景から、力の要る洋芝への適性が高い血統と言えます。

【マジックキャッスル】小回り向き血統
父ディープインパクト。母ソーマジック。母の父シンボリクリスエス。
母方にフェアリーキングを持つディープインパクト産駒に、ハープスター(桜花賞)、ジュールポレール(ヴィクトリアマイル)、コントラチェック(フラワーカップ)、サトノガーネット(中日新聞杯)いて、ローカル小回りコースでの成績が良い血統背景。母ソーマジックのロベルト×フェアリーキングの影響で機動力とパワーに優れている血統です。クイーンステークス(函館1800m)は血統的にベストのコースです。

【テルツェット】母キングマンボの全妹
父ディープインパクト。母ラッドルチェンド。母の父DanehillDancer。
母ラッドルチェンドは、リアルスティール(G1ドバイターフ)、ラヴズオンリーユー(G1・QE2世C、オークス)の半姉にあたる血統です。母の父DanehillDanceは、高速決着に強いDanzig系です。3代母モネヴァッシアはキングマンボの全妹で、マルセルブサック賞とモイグレアスタッドSのG1を2勝して欧州2歳女王の輝いたRumplestiltskinの母、ヨークシャーオークスを勝ったTapestryの母の母という超良血の牝系です。欧州牝系で時計のかかる馬場の洋芝で巻き返しが期待できる血統です。

【ドナアトラエンテ】近親にロジャーバローズ
父ディープインパクト。母ドナブリーニ。母の父Bertolini。
・G1を7勝した名牝馬ジェンティルドンナ(桜花賞、オークス、秋華賞、ジャパンカップ連覇、ドバイシーマクラシック、有馬記念)、ドナウブルー(関屋記念、京都牝馬S)の全妹、近親にロジャーバローズ(日本ダービー)がいる超良血馬です。母ドナブリーニはチヴァリーパークS(英G1・芝6F)の優勝馬。芝1800mで11戦4勝・2着5回・3着1回、複勝率は91%の実績がある1800m巧者ですが。直線が長いコースで走るタイプなので函館の短い直線は若干の割引になります。

【シゲルピンクダイヤ】無尽のパワー
父ダイワメジャー。母ムーンライトベイ。母の父HighChaparral。
シゲルピンクルビー(フィリーズレビュー)の半姉にあたる血統です。母の父の父がSadler'sWells、そこに無尽のパワーを伝えるダイワメジャーと配合されたことで、パワーが求められる函館の洋芝への適性が高められた血統で、展開次第ではクイーンステークスで1発激走の可能も十分にあると思われます。
https://talmudic.net/kui-nsute-kusu2021yosou/#keni-toc24

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