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エリザベス女王杯本命馬情報

【ラッキーライラック】
父オルフェーヴル。母ライラックスアンドレース。母の父FlowerAlley。
昨年のエリザベス女王杯(G1・京都芝2200m)を制覇するまではマイラー寄りのスピード馬と思われていましたが、その後香港ヴァーズ(G1・シャティン2400m)2着、大阪杯(G1・阪神芝2000m内回り)を優勝して、中長距離適性の資質が開花しました。ラッキーライラックの最大の長所は直線での瞬発力です。今回と同じ舞台の宝塚記念は6着に敗れましたが、内回りの大阪杯は好位追走から短い直線で一瞬の切れる末脚を発揮してクロノジェネシスとの叩き合いを制して勝っていることから、京都から阪神に開催が変わっても、問題なく対応できると思われます。ラッキーライラックは脚をためての瞬発力を発揮するタイプです。今回騎乗のルメール騎手は、脚をためて、ギリギリまで我慢させて追い出す騎乗を得意にしています。
【ラヴズオンリーユー】
父ディープインパクト。母ラヴズオンリーミー。母の父StormCat。
無敗のデビュー4連勝でオークスを制覇。桁違いの瞬発力で追い込む走りは強烈なインパクトがありました。しかしその代償は大きく、激走した疲労から調子を落としてオークス後は未勝利です。昨年秋華賞を蹄の炎症で回避した後に臨んだエリザベス女王杯は3着でした。蹄の炎症回復途上だったことが原因で約半年の休養を余儀なくされました。ぶっつけ本番で臨んだヴィクトリアマイル(G1・東京芝1600m)は7着、一口馬主で期待が大きく、配当の関係から適性距離ではないマイルG1を使わざるを得なかったようです。オークスから休養を2回挟んだことで、昨年のエリザベス女王杯時よりも体調は良くなっています。無敗のオークス馬が完全復活するか注目されます。
【ノームコア】
父ハービンジャー。母クロノロジスト。母の父クロフネ。
昨年ヴィクトリアマイルを1分30秒5の当時のレコードタイムで優勝したスピード能力が高い馬です。前走札幌記念(G2・札幌芝2000m)はG1馬のペルシアンナイトに1馬身、ラッキーライラックには2馬身半差をつけて快勝しました。また札幌記念勝利で中長距離適性があることも示しました。紫苑S(G3・中山芝2000m)の内回りコースを勝った実績があり、息の入りやすい阪神内回りコースなら200mの距離延長も対応できると思われます。半妹にクロノジェネシス(宝塚記念・秋華賞)がおり、血統的に内回り2200mへの適性は高く、勝ち負けは十分可能です。

【センテリュオ】
父ディープインパクト。母アドマイヤキラメキ。母の父エンドスウィープ。
昨年のエリザベス女王杯(G1・京都芝2200m)は勝ち馬ラッキーライラックから0秒3差の4着でした。2走前のマーメイドS(G3・阪神芝2000m)は、先行馬に有利な展開を後方から2着まで追い込んで実力を示しました。前走のオールカマー(G2・中山芝2200m)は7番手追走から34秒5のメンバー中最速上がりの末脚で強豪牡馬を差し切って優勝しました。芝2200mの距離が1番合っています。2015年エリザベス女王杯優勝馬マリアライトはオールカマー5着から、2014年エリザベス女王杯優勝馬ラキシスはオールカマー2着からの参戦でした。芝2200m重賞で牡馬と互角に走った馬は要注意です。
【サラキア】
父ディープインパクト。母サロミナ。母の父Lomitas。
今年の小倉日経OP(OP・小倉芝1800m)で約2年ぶりに勝利すると、前走の府中牝馬(G2・東京芝1800m)ではG1馬のラヴズオンリーユー、ダノンファンタジーをおさえて優勝しています。半弟に朝日杯FS優勝馬のサリオスがいます。血統的には1800mまでがベストです。しかし昨年のエリザベス女王杯(G1・京都芝2200m)は勝ち馬ラッキーライラックから0秒4差の6着したことから2200mまではどうにか対応できそうです。2着・3着なら十分可能です。
https://bit.ly/3lfE02t

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