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天皇賞(春)血統情報

【①ワールドプレミア】豊富なスタミナ
父ディープインパクト。母マンデラ。母の父Acatenango。
ワールドエース(皐月賞2着、マイラーズカップ優勝)の全弟。母マンデラは独オークス3着。母父アカテナンゴはG1を7勝した名馬でドイツのリーディングサイアーに輝いた名種牡馬で、1990年ジャパンカップを制覇したLandoなど6頭のG1馬をだしています。母父アカテナンゴは豊富なスタミナとパワーを伝え、ディープインパクトとの配合でスタミナが押し上げられています。天皇賞(春)過去10年、母父か母母父がノーザンダンサー系という馬が12頭。またノーザンダンサーの4×5~5×5のインブリードが多く、ノーザンダンサーのインブリードは、天皇賞(春)向きの血統となっている。ワールドプレミアは、母母父がノーザンダンサー系BeMyGuestで、ノーザンダンサーの4×5のインブリードを持っています。

【②アリストテレス】長距離血統
父エピファネイア。母ブルーダイアモンド。母の父ディープインパクト。
父エピファネイアは、非サンデーサイレンスで菊花賞、ジャパンカップの優勝馬。皐月賞馬エフフォーリアは、エピファネイア×ハーツクライで、サンデーサイレンスのインブリード18.75%、4×3。3冠牝馬デアリングタクトは、エピファネイア×キングカメハメハ×ディープインパクトで、サンデーサイレンスのインブリード18.75%、4×3。アリストテレスもサンデーサイレンスのインブリード18.75%、4×3です。このサンデーサイレンスのインブリードが、馬の潜在能力を高めている血統であることが推測されます。SadlersWellsのインブリー12.50%、4×4でスタミナと底力を押し上げている血統です。母ブルーダイアモンドは未勝利馬ですが、兄弟にヴィクトリー(皐月賞優勝)、リンカーン(菊花賞2着)がいます。母牝系バレークイーンからはフサイチコンコルド(日本ダービー優勝)、アンライバルド(皐月賞優勝)がでている優秀な牝系です。長距離向きの血統配合です。

【⑤ディアスティマ】スタミナ配合
父ディープインパクト。母スウィートリーズン。母の父ストリートセンス。
ディープインパクト産駒は、天皇賞(春)は過去10年で2勝・2着1回。母スウィートリーズンは エイコーンS、スピナウェイS、テストSの米国ダートG1を3勝。母の父ストリートセンスは、ケンタッキーダービー、BCジュヴェナイル 、トラヴァーズS米国ダートG1を3勝で、ストリートクライ×ディキシーランドバンド×ヒズマジェスティというスタミナ配合の血統です。ディープインパクトと母系のマキアヴェリアンとブラッシンググルームの配合はヴィルシーナ(ヴィクトリアマイル連覇)、ヴィブロス(ドバイターフ)と同じで大舞台に強い血統と言えます。

【⑫ディープボンド】SS系10勝
父キズナ。母ゼフィランサス。母の父キングヘイロー。
モガミポイントの同じモガミヒメの牝系にローレルゲレイロ(スプリンターズS、高松宮記念)がいます。2代母のモガミヒメは、マルゼンスキー、Nijinskyの血統背景からスタミナ豊富な血統です。母の父キングヘイローはカワカミプリンセス(オークス、秋華賞)、クリールカイザー(AJCC)の長い距離の重賞勝ち馬も排出しています。天皇賞(春)は過去10年サンデーサイレンス系が10勝。天皇賞(春)過去8年、サンデーサイレンス系が連帯率100%。今年の天皇賞(春)は阪神で開催されるため、過去データは参考にしにくいが、距離的にサンデーサイレンス系の天皇賞(春)血統的適性は高いと思われます。

【⑰オーソリティ】母ロザリンドはエピファネイアの全妹
父オルフェーヴル。母ロザリンド。母の父シンボリクリスエス。
昨年のステイヤーズSではオセアグレイトとタガノディアマンテがワンツーを決め、今年2月ダイヤモンドSでは、オーソリティが2着、松籟ステークスではシルヴァーソニックが3着に入線するなど、3000mを超えるレースでのオルフェーヴル産駒の活躍が目立っています。母ロザリンドは、エピファネイアの全妹。母の母がシーザリオは日米のオークス馬。シーザリオの牝系は、Sadler'sWellsを持つ長距離レースに強い血統になっています。
https://bit.ly/3e4vRgf

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