京都大賞典2

京都記念本命馬情報

【①カレンブーケドール】(津村明秀)
父ディープインパクト。母ソラリア。母の父Scat Daddy。
2019年はオークス、秋華賞、ジャパンカップを2着、G1レースで好走を続けてきました。今年はドバイ遠征を予定しています。京都記念は7、8分の仕上がりでの参戦になります。本気で京都記念を勝ちにくるか、ドバイ遠征を見据えての調整レースか、陣営の動向に注目しておいた方が良さそうです。中距離G1で好走しているように、緩みのない中距離でしぶとい持続力を発揮するタイプです。スローペースになると、しぶとい持続力不発になるので、展開次第の注文がつきます。
【③クラージュゲリエ】(川田将雅)
③父キングカメハメハ。母ジュモー。母の父タニノギムレット。
デビュー3戦目で京都2歳Sを勝ち重賞制覇した資質馬です。近親にはエリザベス女王杯の覇者トゥザヴィクトリー、宝塚記念、ジャパンカップ2着のデニムアンドルビーがいるフェアリードール牝系です。ダービー6着の後、爪の病気になって回復まで時間がかかり約8か月の休養になりました。仕上がりに日にちを要する大型馬で、いきなりの勝ち負けまでは難しいと考えるのが普通かと思われ、この先を見据えた走りになる可能性があります。
【⑤ステイフーリッシュ】(岩田康誠)
⑤父ステイゴールド。母カウアイレーン。母の父キングカメハメハ。
前走のAJCCは、外枠からすっと2番手へ、直線でG1馬ブラストワンピースに差されましたが、強い相手の2着で実力は示せました。京都競馬場芝2200mは、2018年京都新聞杯を制覇、2019年京都記念を2着した適性が高いコース。絶好の得意コースで重賞2勝目を狙います。前走のAJCCは時計のかかる稍重の馬場でG1馬相手に2着していることから、今の時計のかかり気味な京都記念の馬場への懸念はなさそうです。
【⑦クロノジェネシス】(北村友一)
⑦父バゴ。母クロノロジスト。母の父クロフネ。
2019年牝馬クラシックは桜花賞3着、オークス3着、秋華賞1着と世代トップクラスの実力馬です。前走エリザベス女王杯は4コーナー出口で1・2・3番手の馬がそのまま2着3着4着に残る前残りスローペースで、33秒3の脚を使いましたが、前の馬と差を詰められず5着に敗れました。京都記念出走馬唯一のG1勝ち馬、2010年ブエナビスタ以来10年ぶりの牝馬優勝なるか注目されます。
【⑨ノーブルマーズ】(A.シュタルケ)
父ジャングルポケット。母アイアンドユー。母の父Silver Hawk。
2018年時計のかかる馬場開催だった宝塚記念をしぶとく3着しているように、今の時計のかかり気味の馬場の京都競馬場、しかも得意の2200mなら勝ち負けになっても驚けません。レースを使いつつ状態が上がる叩き良化型で、前走以上の走りができる状態です。京都記念では、これまで38戦騎乗した高倉稜騎手へは戻らずに、シュタルケ騎手が騎乗します。

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