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安田記念穴馬情報

【カフェファラオ】スピード芝でも通用
父American Pharoah。母Mary’s Follies。母の父More Than Ready。
昨年のフェブラリーステークス(G1・東京ダ1600m)は積極的に3番手を先行から、力強い末脚で先行馬を交わして抜け出し完勝でG1初制覇。1分34秒4の勝ち時計は良馬場でのフェブラリーステークス史上最速タイム。歴史的名馬の2006年カネヒキリ、2010年のエスポワールシチーのフェブラリーステークス走破時計を0秒5も上回る凄い時計でした。前走のフェブラリーS(G1)は3番手先行から34秒3のメンバー中最速上がりの末脚で後続に2馬身半差をつけて圧勝しました。安田記念は外差しが決まりやすい馬場と睨んでいますが、カフェファラオの必勝パターンは、内ラチ経済コースでの逃げか先行しかないと思います。2019年はアエロリットが3番手先行から2着、ロゴタイプが逃げて2017年2着、2016年優勝しており、逃げ・先行馬の好走も十分あえますので、カフェファラオもこのパターンにはまれば、2着3着なら十分ありえる能力はあります。昨年フェブラリーステークス史上最速タイム1分34秒4で勝っているので、安田記念の高速決着に対応できる余地は十分あると思われます。

【ファインルージュ】高速決着対応
父キズナ。母パシオンルージュ。母の父ボストンハーバー。
昨年紫苑ステークス(G3・中山芝2000m)は、6番手追走から勝負所で上がっていき、直線反応良く抜け出して勝利。秋華賞(G1・阪神芝2000m)は、後ろ目の11番手で追走、直線は外からアカイトリノムスメを追うように上がっていき2着に入線。東京新聞杯(G3・東京芝1600m)は中団追走から直線では馬郡に包まれましたが間を割って伸びて2着。ヴィクトリアマイル(G1)は、先団を見るポジションから直線に入ってから不利を受け、内から馬郡を割って抜け出して2着と、不利をカバーして実力は示せました。1分31秒1のコースレコードだった昨年の桜花賞は優勝馬ソダシから0秒差の3着の1分31秒2の持ち時計があり、安田記念の高速決着に十分対応可能です。

【ナランフレグ】判断悩む
父ゴールドアリュール。母ケリーズビューティ。母の父ブライアンズタイム。
前走高松宮記念(G1)を8番人気で4コーナー14番手から33秒9の豪脚で差しきっての優勝は決してフロックではなく、真の実力で勝ち取った勝利です。高松宮記念から前の4走を後方から全てメンバー中最速上がりの末脚を使って2着・1着・3着・2着で常に人気以上の走りでした。直近15戦連続で上がり3Fメンバー中3位以内の末脚を使っています。先々週のオークスはスターズオンアースが大外から33秒7のメンバー中最速上がりの末脚で差し切って優勝。先週の日本ダービーもドウデュースが外から33秒7の末脚で差し切って優勝、2着馬のイクイノックスはドウデュースの外から33秒6の末脚でクビ差の2着でした。Cコースで開催される安田記念は、直線の芝状態の良い外を回る馬が能力を発揮しやすいので、ナランフレグの末脚が炸裂して、まとめて差し切る可能性もあると思われます。ただし芝1600m未経験はマイナスポイント。距離適性不安で切るか、末脚に期待して馬券を買うか非常に判断が難しいところです。

【ヴァンドギャルド】1戦毎に強化
父ディープインパクト。母スキア。母の父Motivator。
昨年から海外競馬で4戦。ドバイターフ(G1)は昨年2着、今年は3着と世界の強豪馬相手に善戦しています。ドバイターフを連覇したLord Northとの着差は3馬身からハナまで縮まり、ヴァンドギャルドの実力は1戦毎に強化されています。国内では重賞1勝で、3戦連続6着・4着・8着と馬券圏内を外しているので人気を落としそうですが、海外競馬の実績から安田記念で勝ち負けできる可能性はあると思います。

【ダノンザキッド】叩き良化型
父ジャスタウェイ。母エピックラヴ。母の父Dansili。
デビューから無敗3連勝でホープフルSを勝ちでG1を制覇した実力馬です。富士Sは8番手を追走、馬群の外から直線上がっていきましたが、休み明けで馬体重が22キロ増、成長分を加味してもやや太目残り、それでも4着には踏ん張りました。マイルチャンピオンSは、中団の8番手を追走、直線は馬群を割って上がっていき、優勝馬グランアレグリアから0秒2差の3着に好走してマイルへの適性があることを示しました。前走中山記念は外枠からスタートで遅れ、大外からまくったため距離ロスが大きくなり勝ち馬から1秒4差7着に敗退しました。叩き良化型でいきなりのG1参戦は少し厳しいのかもしれません。

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