Week 9
【今週の出来事】
11月25日~29日 授業+LfA French
Academic skills workshop
◇ クリティカルライティングについて
説明しているだけの文章と、分析している文章を比較して、「あなたたち学生が書くのは分析する文章ですよー」という話。
Managing and Leading Change
Lecture
◇ リーダーシップについて
● マネージャーとリーダーの違いは何か?
⇒ マネージャー…仕事上の役割、現在に焦点
⇒ リーダー…人間関係、将来に焦点
あくまで学問上の定義なだけで、実務ではおおよそ混同されている。
● リーダーシップの種類について
⇒ 様々な種類のリーダーシップについて紹介。学問上の理想のリーダーは、何でも出来て、部下や上司との関係もしっかりケアして、将来を見据えた確固とした理念を組織で共有し、改革を実行できるスーパーマン。現実社会に一体どれくらいそんな人がいるのだろうか。
Seminar
◇ 改革推進者の視点
◇ 状況に応じたリーダーシップ
前半は「大学を改革しよう」という少しざっくりとしたテーマでグループワーク。改革するポイント、予想される抵抗、抵抗を抑止するにはどのような方法をとるべきか、などについて話し合った。
後半は、「状況によってとるべきリーダーシップは変わるか?」というテーマ。危機的状況や、リストラを伴う改革などでは、経営層の強力なリーダーシップが求められるし、組織のカルチャーを変えるような改革では、中間管理職の主体的なリーダーシップが求められるなど、立場や状況によって、発揮されるべきリーダーシップの形も異なる。
Theories of the Policy Process
Lecture
◇ 政策の移転(Policy transfer)
他の国や地域の政策を、自国や自分の地域に取り入れようとする動き。日本でも、フィンランドやデンマークといった幸福度の高い国の政策への関心が高いし、逆に、平均寿命が低い国々は、日本の公衆衛生などに関心が高かったりする。そういったことをきっかけに、政策の移転が生じることがある。
Seminar
◇ 政策の移転の要因と障害
● 政策の移転の背景にいるアクターは誰か?
● 他国の政策をコピぺしても、絶対に上手くいかない。それはなぜか?
といった点についてグループで議論。他国の良い政策の事例を紹介するのは、国際機関だったり、コンサルだったり、大学などの研究機関だったりする。また、他国の政策をそのままコピペしても、文化や立法・行政構造の違いなどから絶対に上手くいかないので、国ごとに合わせた形に調整しなければならない。
Global Governance
Lecture
◇ 国際的な資源管理について
IEAはOPECの対抗組織として設立された組織で、石油や天然ガスなどの国際的な安定供給を目指す組織であるが、近年は、気候変動への関心(危機)の高まりから、「持続可能な資源の利用を促す」国際機関という役割も担うようになった。現在は、他の国際機関とも協調し、比較的に順調に再生可能エネルギーへのシフトを進めてきている。
しかし、再生可能エネルギーとして推進されている電気自動車(EV)や太陽光パネル、風力発電タービン等の製造には、大量のレアメタルやレアアースが必要になる。IEAが進めるエネルギーシフトは、鉱物資源の不足を招くことになる。そして、鉱物資源を管理する国際的なレジームは断片的で、包括的なガバナンスを行う国際機関やスキームは今のところ存在せず、今後一体どうなるのだろうか、という話。
Seminar
◇ 国際的なエネルギーシフトについて
ペアで議論する時間は、相方の韓国人の学生と「やっぱ原発使うしかないのかね~」なんて雑談してたが、バイオマスの可能性についても話題に上がった。全体の議論の時間では、グループの中でも群を抜いて優秀な学生と、講師が何か議論していたが、私には何の議論をしているのか、全くついていけなかった。
LfA French
◇ 家族に関する表現
先週休んでしまったので、授業を追いかけるのが大変だった。ペアワークの相方もどうやら先週休んでいたようで、2人で「どうしたらいいの?」状態で笑うしかなかった。巻き返さなくては…。
Week 9 総評
あと2週間で学期が終わる。早すぎる…
最近勉強は楽しいが、自分がちゃんと成長できているのか、よくわからない。
このままだとあっという間に大学院も終わって、就職とかになってしまうんだろうなー。不安でいっぱいだ。
とりあえず、何かおいしいものが食べて、おいしいお酒を飲みたい…