妄想キャリブレーションというアイドル

昨日「妄想キャリブレーション」というアイドルグループが活動を終了した。

活動終了を知ったのはオタク友達と遊んだ帰り道だった。妄キャリファンクラブのメールが届いて「お知らせ」とだけあるタイトル。嫌な予感した。「だれか辞めるのか…？」活動を終えるなんて微塵も思ってなかった。だけど春にアルバムを出してから新曲もツアーもしてなかったので活動9かな、とかでんぱみたいに力を蓄える期間かなとか思ってたんだけど開けてみたら活動終了。池袋の路上で叫んでしまった。

妄キャリの出会いはもう忘れちゃったけど、曲がすごい好きでハマったのを覚えている。@JAM EXPO2014でやっと妄キャリを生で見て、そのあとshowroomとかも見ていて、ある時「新メンバー加入！」って内容のshowroomがあり、次の週？に「神堂未祐奈脱退」という内容のshowroomが放送され、在宅だったぼくは行かなくては、と思い立ち、神堂未祐奈卒業公演のduoに初めて足を運んだ。思えばこれが初の遠征だった。（当時は実家のある長野に住んでいた）

そこから何度もライブに足を運んだし、初の北海道も妄キャリだった。初めてできたオタクの友達も妄キャリ現場だし、たまたま行ったヨコハマサイドステージで話しかけてくれたのはまひるだった。おっきなワンマンはだいたい行ったし、アプガや岡崎体育やコレサワのツーマンや、地元の長野JUNK BOXの公演も行ったし、TIFも妄キャリの出番はぜんぶ行った。ぼくはDDだけどなんとなく主現場は妄キャリだったんじゃないかと思う。そんなグループが終わってしまった。

思い出はたくさんある。本格的にアイドルオタクになったのは妄キャリのおかげだ。この5年間本当に楽しかった。ぜんぶ妄キャリのおかげだ。本当にありがとう。こんなハマったものはないし、大人になってこんなに楽しめるものがあるなんて思わなかった。妄キャリのみんなはオタクを幸せにしてくれた。だから今度は妄キャリのみんなが幸せになる番だよね。どうか5人とも幸せになってほしい。

DDなので昨今の引退脱退解散活動終了ラッシュはとても悲しかったけど、なんだか妄キャリの活動終了が一番ズシンときてる。昨日は特に泣かなかったんだけど、終わった後に路上でオタクと酒を飲んだ時、帰宅してぼんやり酒を飲んだ時、今日朝起きてぼんやりしてる時、だんだんと実感が湧いてきて、なんだか何も考えられなくなっちゃった。妄キャリの強いオタクに比べたらぼくなんて認知もない弱いオタクだけど、やっぱり喪失感とか燃え尽き感はすごい。ぼくの人生の何割かを占めてたグループだったんだと思う。

いまぼくらは妄キャリが存在しない世界線を生きている。だけど楽曲は残る。それらを聞いて明日からの仕事も頑張ろうって思う。

ありがとう妄想キャリブレーション！青春をありがとう。