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【NHKマイルカップ指数外情報】※随時更新

【馬体重と脚質には意外な関係があるのか?】
2021年
グレナディアガーズ(460kg)3着(3-2)1番人気
2019年
ケイデンスコール(460kg)2着(12-14)14番人気
2018年
ケイアイノーテック(456kg)1着(17-15)6番人気
2017年
リエノテソーロ(450kg)2着(9-9)13番人気
2016年
ロードクエスト(446kg)2着(16-16)2番人気
レインボーライン(430kg)3着(9-9)12番人気
2014年
タガノブルグ(428kg)2着(13-7)17番人気
2012年
カレンブラックヒル(460kg)1着(1-1)1番人気
過去10年の馬体重460kg以下で馬券に絡んだ馬は8頭。
約1/4の確率で馬券に絡んでる計算になりますが
ほとんどの馬が中団より後ろから競馬するタイプの馬。
基本的に差して馬券に絡んでくる馬は470kg台まで。
今年の1番人気が予想されるダノンスコーピオンは前走458kgで今回は輸送込み。
中団以降で競馬するタイプなだけに中心視できるかの判断材料の一つにはなる。

【過去10年の時計とLAPの平均】
≪LAP推移≫
12.2-10.8-11.5-11.9-11.3-11.4-12.0=1.32.8(平均LAP11.6)
≪平均LAP比較≫
95.0%-107.8%-101.3%-98.0%-97.5%-102.5%-101.9%-97.1%
≪前半4F-後半4F≫
46.3(11.6)-46.6(11.6)
≪前半3F-中盤2F-後半3F≫
34.4(11.5)-23.7(11.9)-34.7(11.6)
≪2F毎LAP≫
23.0(11.5)-23.3(11.7)-23.2(11.6)-23.3(11.7)

LAP推移から推測すると
3コーナーの入りまでは主導権を握る為の先行争いが続くこと。
3~4コーナーで先行勢はどれだけ息を入れれるかが大きなポイントになる。
基本的には上り勝負の気質は強いが4コーナー出口でペースアップしており
後から行く馬は4コーナー入口、約700m程度のスパートが出来なければ厳しい。
その為、後ろから行く馬に求められるのは瞬発性に加えて長く良い脚を使える馬。
馬体重も重い筋肉質な馬よりもある程度馬体重の軽い長く良い脚が使える馬の方が適正は高そう。

【血統】
≪2021年≫
①シュネルマイスター(Northern Dancer5×5)
②ソングライン(サンデーサイレンス3×4)〇
③グレナディアガーズ(Northern Dancer4×5)
≪2020年≫
①ラウダシオン(クロスなし)〇
②レシステンシア(Northern Dancer4×5)
③ギルデッドミラー(Northern Dancer5×5)
≪2019年≫
①アドマイヤマーズ(Northern Dancer4×5)
②ケイデンスコール(クロスなし)〇
③カテドラル(Northern Dancer5×5×5)
≪2018年≫
①ケイアイノーテック(Northern Dancer5×4)
②ギベオン(クロスなし)〇
③レッドヴェイロン(Northern Dancer5×5×4)
≪2017年≫
①アエロリット(Northern Dancer5×4)
②リエノテソーロ(Northern Dancer5×4)
③ボンセルヴィーソ(Northern Dancer4×5)
≪2016年≫
①メジャーエンブレム(Northern Dancer4×4)
②ロードクエスト(Northern Dancer5×5)
③レインボーライン(Northern Dancer5×5)
≪2015年≫
①クラリティスカイ(クロスなし)〇
②アルビアーノ(Northern Dancer5×4)
③ミュゼスルタン(Northern Dancer5×5×5)
≪2014年≫
①ミッキーアイル(Northern Dancer5×5×5×4)
②タガノブルグ(Northern Dancer5×4)
③キングズオブザサン(Northern Dancer4×5)
≪2013年≫
①マイネルホウオウ(Northern Dancer4×5×5)
②インパルスヒーロー(Northern Dancer5×4)
③フラムドグロワール(Northern Dancer4×3)
≪2012年≫
①カレンブラックヒル(Northern Dancer4×5)
②アルフレード(HailtoReason4×4)〇
③クラレント(Northern Dancer4×4) 
過去10年で馬券に入った馬で
Northern Dancerのクロスがなく別のクロスがある馬は2頭しか馬券になっていない。
そもそもクロスの入っていない馬は4頭のみ。
今回の登録馬で抽出すると
アルーリングウェイ(HailtoReason5×5、Mr.Prospector5×5)
インダストリア(サンデーサイレンス4×3)
カワキタレブリー(クロスなし)
ソネットフレーズ(サンデーサイレンス4×3、HailtoReason5×5)
ソリタリオ(サンデーサイレンス4×4、Mr.Prospector4×5)
ドーブネ(Alzao3×4)※AlzaoはLyphard直系のNorthern Dancer系統。
プルパレイ(Mr.Prospector5×3、Halo4×5、InReality5×5)
マテンロウオリオン(クロスなし)
そこそこ人気しそうな馬も該当する。
これが全てではないけど過去レース結果から中心視は避けたい。

【LAPから推測する推定時計】
12.2-11.0-11.5-12.0-12.0-11.4-11.2-11.8=1.33.1
前半4F46.7-後半4F46.4
前半3F34.7-中盤2F24.0-後半3F34.4
2F毎LAP23.2-23.5-23.4-23.0
今年のメンバーが出走したレースも含めてステップとなるレース全てで
前半4F46.0秒を切る時計でレースが展開されたことはない。
流石に前半46.7秒は遅すぎるかもしれませんが速くても46.5秒を切る可能性は低い。

【逃げるのはジャングロ?】
明確に逃げる馬がいないメンバーで過去4勝のうち3勝が逃げてるジャングロがハナを狙う可能性が高い。
別の馬が競りかける可能性も否定できないが枠次第な部分もある。
プルパレイは差して実績を積めた分、今更逃げに回るのは考え辛い。
ジャングロがすんなり逃げるのであれば恐らく前目の位置で競馬する可能性が高い。
競りかけるのであればキングエルメスか。前走のアーリントンCで久々だった分を除けば内で良い競馬をしてる。
今回は状態は上がってくると想定してジャングロが外枠に入るのであればセリフォス対策で展開を速める可能性はある。
先に言えば、今回のメンバーでペースを上げれるのは恐らくこの馬とアルーリングウェイだけだと思ってる。
この2頭の枠には注目したい。

【必要な上りは33秒台。セリフォスさん大丈夫ですか?】
NHKマイルカップは基本的には前残りの競馬であり、前有利のレース。
人気馬は基本的には差し馬が多いが、そこが荒れるポイントなのかも知れない。
もう一つは差し馬の上りが過剰に評価されること。
少なくとも今回差しで台頭すると想定される馬はセリフォス、ダノンスコーピオン、プルパレイ、インダストリアあたり。
セリフォスを例に挙げるとレースは全てマイルで朝日杯2歳S以外の前半4Fは全て48.0秒を要しているスローペース。
朝日杯2歳Sは上り34.8秒でレース上りは35.2秒。つまりほとんど詰めれてないのが現状だし
いわゆる2歳戦スローペースからの上り勝負に強いタイプの可能性がある。
少なくともペースが上がった朝日杯2歳Sでは2着とはいえ上りのパフォーマンスは落ちており、ここには注意が必要。
ただやはり右回りは若干走りにくそうだったことも否めず、左回りでこその馬の可能性も高い。その場合はごめんなさい。

【トライアルも含めて前哨戦で一番評価できるのはアーリントンカップ】
12.1-10.6-11.6-12.0-12.2-11.3-11.1-11.8=1.32.7
前半4F46.3-後半4F46.4
前半3F34.3-中盤2F24.2-後半3F34.2
2F毎LAP22.7-23.6-23.5-22.9
競馬場違うから分かり辛いとは思います。
分かり易く言えば
2021年1.34.2(2着リッケンバッカーはNHKで4着)
2020年1.34.6(2着ギルデッドミラーはNHKで3着)
2019年1.34.2(2着カテドラルはNHKで3着)
2018年1.33.4(3着レッドヴェイロンはNHKで3着)
2017年1.34.1(2着レッドアンシェルはNHKで4着)
桜花賞は1.32.9ですから、この時計が如何に早くそれを差し切ったダノンスコーピオンの強さが際立つレースでした。
前半46.5秒未満のレースも阪神JF、朝日杯2歳SとアーリントンCの3レースのみ。全部阪神競馬場だけどね。
それでも時計は1番速いのは価値あるレースであり、勝ったダノンスコーピオンを評価すべき。

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