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マイクロコピーの変更でコンバージョン率を112%増やした事例紹介

はじめまして。
株式会社レッドビジョンのクリエイティブチームのミュージカル大好きシバタです。
(タップダンス歴5年、代アニの声優タレント科に通っていたことも。引っ込み思案だからこそ表現の世界が好きです)

今回、私が実施したABテストでコンバージョン率をUPできた
超簡単な【マイクロコピー変更だけ】の方法についてご紹介させていただきます。

マイクロコピー、たった一行でコンバージョン率UP

結論から言うと、マイクロコピー部分である、商品ページの購入ボタン(オファー)上部の文言を変更しただけで、コンバージョン率を112%にUPさせることができました。

マイクロコピーとは、送信ボタンの文言や問い合わせフォーム、写真のキャプション、エラーページのメッセージなどに使われる言葉のことです。

たった一行、マイクロコピーを変えただけなんです。なんとお手軽!


どこを変更したのか

レッドビジョンのヘアケアブランドのマイナチュレには、公式サイトがあります。
その中のメイン商材にあたる育毛剤商品ページのオファー部分文言を2週間テストしました。

※ABテストは最低2週間回さないと結果の信用性が低い


ABテストのやり方は、みなさまご存知の通り、Googleアナリティクスで実施する場合、主に2種類ありますが、
ページを二つ作り、訪問した方を同じ割合で振り分ける【リダイレクト方式】で行ないました。

ちなみに、もう一つは【ダイレクト計測方式】ですが、こちらは私は個人的にあまりおすすめはしません。
【ダイレクト計測方式】は、アナリティクスの管理画面上からソースを変更できる、大変便利な機能ですが、
もし変更したものが勝利した場合、本来のソースに同じ変更をかける、という二度手間感がぬぐえないからです。
※あくまでも、個人的見解で否定ではないです


どんな変更をしたのか


オファー上部マイクロコピー文言の打ち出し内容を変更(下記PC版)

アートボード 1

アートボード 2

オリジナル  :6ヵ月じっくり、髪が生えるサイクルを整える
  ↓
テスト勝利版:180日間の全額返金保証だからリピート率97.5%!

テスト勝利版は、180日、97.5% などの数字で強みを全面に押し出す文言にしました。(赤字で太字にもなっています)
それに比べ、オリジナル版は、6ヵ月縛りの定期コースという意味と、
6ヵ月長期期間取り組むことで効果実感という促しがあり、慎重さがある文言でした。

また、今回「6ヵ月じっくり、髪が生えるサイクルを整える」という文言を外すことによって、お客さまに誤解を与える恐れがないかということも十分に配慮し、チームで許可をもらい今回テストすることができました。

(判断理由:価格下に「※6本以上ご利用いただく場合の特別価格となります」と記載がある、オファー下に注意文がある)


‟たった一行”が、お客さまに与える印象


今回ABテストをするにあたって、マイクロコピー以外のテストも色々考えました。(写真を変更する、構成順を変更する など)

今のタスク状況も踏まえて、「工数を少なくABテストを回したい」と考えた結果、少ない力で大きな反応率を生み出せると感じたのがマイクロコピー部分のテストでした。

今回テストをしてみて、改めてそのマイクロコピーの力に気が付くいい機会となりました。

皆さんも、ぜひABテストでマイクロコピーの可能性を広げてみてくださいね。


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