赤い公園全曲考察86「放蕩」(闇夜に提灯)

「闇夜に提灯」を彼氏とした時に彼女として合うような、でも自我の強い曲として選んだのがこの「放蕩」らしいです。自我つえ〜〜!別のインタビューでは、太宰治が放蕩娘に翻弄されるイメージだとか。

作られたのはリリースの3年前(活動休止中)だけど、アレンジし直したから新曲同然だったとのこと。津野さん曰く「津野が爆発してる曲」。エンジニアさんには「何のジャンルだコレ!」と言われたらしい。パイプオルガンっぽい音色があるからかね。

この曲は、放蕩息子ならぬ放蕩娘を彼女に持ってしまった男性目線の曲ということで、ある意味「闇夜に提灯」とは正反対の対照的な曲です。あるいは繋がってたりして笑。どちらにしても、女性の強さとはかなさみたいなものは共通して感じます。というかそれって、赤い公園に共通のテーマかもしれないです。「僕に腰かけて」ってどういう意味だろう…超意味深。

サウンド面では、うたこすが初のツインペダルに挑戦。ダークなロックなのにパイプオルガンがあって、パイプオルガンがあるのに琴っぽい音が出てきて、すごい組み合わせ。だけどそれが女性の華やかさとかミステリアスな感じとかも出してる気がする。ギターソロが変かっこいい。

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