赤い公園全曲考察63「陽炎」(Great Hunting 15th Anniversary)

ヒャダインのやつとタイトルは似てるけど、こちらはグレハン15周年を記念したライブのCD付きチケット購入者限定で配布されたCDの収録曲。グレハン出身者(後輩)がグレハン出身者(先輩)のカバーをする、という主旨だったと思います。他にはハナエさんがART-SCHOOLの「乾いた花」、古舘佑太郎さんがSUPER BUTTER DOGの「サヨナラCOLOR」をカバー。というわけで赤い公園はフジファブリックの名曲をカバーしています。(ジャケ裏の曲順が間違ってんだよなあ)

この曲がね!音源の手に入りにくさとは裏腹にめちゃくちゃいいカバーなんです!幼い頃の思い出とか、哀愁、切なさとか、やっぱり赤い公園とはそういうのがめっぽう相性が良くて、原曲を超えた良さがあるカバーです。もっと多くの人に聴かれるべき曲だと思うけど、どうにかならないかなあ。もう無理か。

特にベースが毎回毎回フレーズの終わりにかわいいリフを入れるんだけど、サビ前だけギターも一緒に決めるところ。「うわっ合体した!」っていう、あれが最高にかっこいいかわいい。他にもキーが原曲より低めで始まるのが妙に合ってたり、コーラスワークがすっごい綺麗だったり、リズムも裏を食っててカッコよかったり、原曲が偉大だからあんまり大声では言えないけど、赤い公園バージョンを聴くと原曲に戻れないというか、本当に原曲を超えちゃったんじゃないかと思ってます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?