レポートの書き方
もうすぐレポートの締め切りだ!そういう人のために本記事を書きたいと思います。
本記事は、大学の授業で課されたレポートを対象とした書き方について解説します。この方法は、万人受けする方法ではない可能性はあり、人によっては思ったよりも時間がかかってしまうかもしれません。その場合には、すぐに他のレポートの書き方を試してください。前提として、基本的な文章の書き方(段落を適切に分ける、段落の文頭は1字下げる、序論本論結論に何を書くのか)については知っていることとします。もし知らない場合はすぐに調べましょう。
※今日明日が締め切りという場合にはこの方法はむいていませんので、注意してください。
手順1
まず、すぐに以下を確認しましょう。
レポートの課題の内容
レポートとして課されていること、書くべき内容提出の書式や様式
序論本論結論なのか、実験レポートなのか、要約するだけなのか提出期限
日付と時間を正確に提出先と方法
科目とレポートの課題と教員は一致しているか、メールで提出できるのかレポートが複数ある場合は時間のかかりそうなものとそうでないもの
レポートの課題の内容や文字数などから判断
特に2、3、4は必ず確認しましょう。上記については言わなくてもできている人が大半かもしれませんが、締め切りに追われて未確認のままレポートにとりかかると提出期限ギリギリになって大変な目にあうことがあります。例えば、提出方法によってはすぐに提出できない場合(紙の提出しか受け付けていない、メールと紙の両方で提出する、PDFしか受け付けてもらえない等)があり、提出期限に間に合わない可能性がありますので注意が必要です。
手順2
次に、時間がかからないかもしれないレポートからとりかかります。時間がかかるものからとりかかると、それだけで締め切りになってしまう可能性があるからです。ただし、目標とすべきはすべて提出することですので、これは必須ではありません。とりかかるレポートを決めたら、下記を行います。ちなみに、下記の方法は順不同なので番号をつけませんでした。
レポートの課題に含まれるキーワード(以下、キーワード)を理解する
授業で指定された教科書や参考文献でキーワードを探して読む
CiNii Researchでキーワードを使い参照できる論文を2つ以上読む
この時注意すべきなのが、課題の内容に書かれている言葉を解説することを課されているレポート(例:**という言葉の意味を解説しなさい等)以外は、レポート中で言葉を解説しないという点です。レポートを課しているのは教員なので、当然のことながら言葉の意味を熟知しています。そのため言葉の意味をレポート中に記述する必要はありません。
手順3
そして、書く内容を決めます。手順1の1と2を再度確認してからとりかかりましょう。
レポートは3段落~5段落に分ける
それぞれの段落で書くことをあらかじめ決める
指定された様式にもよりますが、書く内容はおよそ3段落~5段落くらいに分けて書きます。序論本論結論であれば、それぞれ1段落もしくは本論や結論が2段落~3段落を目安にしましょう。それぞれの段落に書くことをあらかじめ決めてから書き始めます。書きながら考えると論旨に一貫性がなく、散文的で単なる感想文になる可能性があります。この手順は必ず守るようにしましょう。もちろん、実験レポートはIMRADで書くのが通常ですし、単なる要約の場合には必要がないかもしれませんので、指定された様式に合うようにレポートを作成してください。
書いている途中で自分の知識不足な点に気が付くことが多いと思います。その場合は知識不足な点について、手順2を繰り返します。
手順4
最後に、書き終えたレポートを読み返します。下記を確認しながら読み返しましょう。
指定された書式や様式に従っているか
誤字脱字はないか
表記ゆれはないか
である調でかけているか
引用は明確に区別できるよう記述できているか
参考文献は指定された様式で記述できているか
論旨に一貫性はあるか
主語と述語は対応しているか
指定されたレポートの様式によってはあてはまらない部分があると思いますので、そこは柔軟に省略してください。下に行くほど確認するのが難しいことで、満たしているほど完成度の高いレポートといえます。もし考察せよ、論ぜよといったレポートの場合には、授業で指定された教科書はもちろんのこと、文献や手順2で調べた論文を複数引用しながらレポートが作成できているとよりよいです。
本記事では、レポートの書き方について解説しました。書き方のなかでも、手順のようにそれにしたがって書けばレポートが書けるというのは記事にしたことがなかったので試しに書きました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?