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RED GINGER -世界観-

舞台は2200年代。人類の生活圏が宇宙へと拡大した時代。

新たな資源をめぐり、宇宙規模での戦争が勃発する。
そこで戦力として導入された機械生命体「デミロイド」。
彼らを酷使することで戦略的効率は向上したが、ある時「デミロイド兵団」の暴走騒動が発生。
この事件により、「デミロイド」は危険視され、その多くが破棄されてしまう。

生き残ったごく少数の「デミロイド」、そして人間たち。
彼らは未だ戦火の傷跡残る広大な宇宙に、翻弄されながら生き抜いてゆくこととなる。


遡ること2053年、革新的な2つの新エネルギー、「カグヤ電池」と「HLG (Hyper L-xium Gas)」が発明された。新たなる宇宙船や、「GIG」と総称されるウェアラブル機器の開発により文明が躍進する一方、資源をめぐる大きな戦争が幾度となく繰り返される。やがて地球圏の経済はほぼ崩壊。生き残った人々の多くが火星を始めとした他惑星をテラフォーミングし、母なる星を捨てて移住をし始める。

しかし、「カグヤ電池」の原料である資源が新たな場所で発見されたことをきっかけに、エネルギーラッシュと奪い合いが起こり、今度は宇宙規模での戦争が勃発する。

その時、とある独立国家が戦力として導入したのが、当時準人類として登録されたばかりの機械生命体「デミロイド」だ。
人類に忠実とされた彼らを各国が続々と徴用し始めた為に、戦火は宇宙により甚大な被害をもたらす。そして戦争は「デミロイド兵団」暴走事件により、無理矢理終結宣言がなされるまで続いた。

以降、公には「デミロイド」とその開発技術は失われたものとされたのだが……


トランスポーターを営んでいる主人公【GG】とその相棒のロボット【ガク】。
二人はある日、囚われの「デミロイド」である【IVY(アイビー)】と出会う。自らの出自に思い悩む【アイビー】は、運び屋である2人に「自分をここから連れ出してほしい」と依頼をする。
ドタバタと唐突に始まる逃亡劇は、ひとつの冒険譚の序章だった。


道中出会った謎の少女【シャディア】の手も借りて何とか追手を掻い潜った【GG】たち。
しかし今度は【アイビー】を狙う何者かに襲撃され、メインパイロットである【GG】が瀕死の重傷を負う。
絶体絶命に思えた時、【アイビー】が突然未知の機能を開放し、【ガク】に【GG】の人格を移植してしまう。
ガク】の操縦のおかげで逃げ延びたものの、一行はこの状況にひどく動揺する。

アイビー】の技術、そして記憶の秘密とは何なのか?
GG】は【ガク】からアイデンティティを取り戻せるのか?
ガク】は果たして元に戻ることが出来るのか?
謎の少女、【シャディア】の正体とは?
4人が織りなす小さな混乱、それぞれの生き方(ルール)の模索は、やがて宇宙に潜むとある陰謀へとその針路を定めて行くのだった。

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