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新譜 DIVINE ATTACK 神撃 その衝撃の歌詞とは

眠りから覚めたBABYMETALの新譜「Divine A ttack 神撃」。早速鬼リピート地獄状態であるが、世間から作詞者の名にSu-METALと聞き、アンギャと驚き、あぁ一つ夢を叶えたね。と感慨深くなり、涙が乾く間も無く、毎度の妄想が止まらなくなるのである。

歌詞を自分なりに読み解く。
「テメェで考えろ」そう耳元で聞こえた気がした。ありがとう猪木さんRIP。

「Divine Attack 神撃」この歌詞がヤバすぎた。読み解いて愕然とした。恐ろしいことに、この歌はBABYMETALから、いや、Su-METALからYui-METALへ別れを告げる曲なのだと。
私はきっとこの曲は、再出発そして戦いの始まりを告げるファンファーレであり行進曲であるとばかり思い込んでいたからだ。実に最初はそう聞いていた。しかし、Su-METALの作詞が絡んでいるとなると意味を深く読み解かねばならない。最初の作詞曲だからこそ最も大事な伝えたい事を詩にしていると考えるべきである。

一言で言うならば、「手向けの言葉」
あなたはあなたの為に歩みを進めよと、しかもそれは他人の手ではなく自らの手でするべきだと語りかける。未来は分からないけれど、道は沢山あれど、分かれ道、迷い道、袂を分つことになる事もある。道は無数に無限に続いていき、いつの日か道が合わさることもあるかも知れない。
ただいつもあなたが帰ってこれるように、進む道は強く大きく真っ直ぐに伸びる道を我々は行くのだ。

本曲の映像に、Su-METALが振り向いて背を向けるシーンが私の脳裏に残った。惜別の悲しい、しかし力強い姿だった。振り向く前の視線の先には誰が居たのか。そして、Moa-METALは振り向かない、私はSu-METALの様には背を向けられない。まだ強くなれていない姿を垣間見ることが出来る。
なんと悲しく勇しく壮大な別れの曲なのだろうか。
泣けた。震えた。そして勇者はそれでも行かねばならぬという業にまた泣けた。

泣けて泣けて眠れない夜、それでもこの神撃の曲をリピートせずにはいられなかった。私たちに覚悟はあるのか。Su-METALのような覚悟はあるのか。Moa-METALでさえそうなのだ、背中を追うことしかできない。だが付いて行くか、行かないか、二つに一つ。ならばこの旅の終わりを見たくはないか。そんな気がした。

公開された夜が明けた。外は明るくなりだしている。
そして、ふと、この曲が収録されるアルバムはコンセプトアルバムであることを思い出した。

なるほど物語は始まったばかりなのか。
旅の始まりは別れで始まった。この道はどうなるものか。そしておそらく旅のエンディングに彼女らは玉座に座るのだろう。玉座は幾千もの剣で飾られているのだ。

Su-METALは、いったい何人分の剣を手にすることが出来るのか。その剣で作られる玉座の数は幾つなのか。結末は誰も知らない。

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