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【楽族】

デッキの概要

【タイプ:華】を持つマジックを多用する黄属性のデッキ。
【タイプ:華】を持つマジック群は使用後フィールドに置かれ、様々な効果を常時発揮し続ける。これらのマジックを使用しながら準備を行い、相手の攻撃をいなし、最終的にはワンショット気味に仕留める。
そのため、それまでの準備をどのように進めるかが非常に需要となる。

採用カード

確定枠

創界神アプロディーテ

このデッキの中心となる創界神。
のはずだが、実際早期に置ければシンボル軽減の面で楽というだけでそこまで効果自体が重要なわけでもない。
【神技】は相手のスピリット/アルティメットに相手を攻撃させる効果。
効果を無効にするためアタック時効果などは発揮しないが、相手自身のスピリット/アルティメットであるという点は変わらないため、たとえそのスピリットが相手のライフを減らしたとしても「相手によるライフ減少」効果を発揮させることはできず、自身はそのスピリットがアタックした後にアタック後バーストを発動できたりもする。
その後はデッキ下にバウンスするため、除去としても使用できる。
Lv2の【神域】は華マジックだけでなく黄色のマジックすべてが対象になっているが、ループを防ぐためにアタックステップ限定となってしまっている。

ゴッドシーカー 神華の妖精プリムラ

楽族のゴッドシーカー。
サーチ枚数は3枚だが上下好きな方に戻すことができる。
注意しなければならない点としてサーチ対象が「楽族」ではないため、ほとんどの華マジックは回収できない。
(「天渡」を持つ華マジックは、「ガーデニアフィールド」のみ)
デッキ破棄メタ効果も有しており、さらに強力なガーデニアフィールドもあるため、デッキ破棄に対する耐性はそれなりに高い。

神華の妖精アザレア

召喚時に華マジックをフィールドに置くことでドローできる。
このデッキでは純粋なドロー効果が少ないため非常に貴重。
また、楽族スピリットがフィールドを離れる際に華マジックをそのスピリットの身代わりにできるようになる。
強力な効果ではあるが、序盤から使用していると詰めの段階でフィールドの華マジックが不足してしまうため、基本的には終盤で使用することが多い。
唯一消滅による除去は華マジックを破棄したとしても同じ状態でフィールドに残すことができないため、消滅への耐性は実質的に付与できない。

神華の魔女妖精ガーデニア

他の低コスト楽族と同じく準備を進める楽族。
コストが少し重くなった代わりに一気に準備を進められるような効果になっている。
ネクサス耐性を持っているため、召喚時効果を阻害するネクサスの影響を受けないのは嬉しいが、最近はバーストも強力なものが多いため油断は禁物。
相手の手元のカードを破棄する効果も持つが、こちらは刺さる対面が少ないので使用することはほとんどないだろう。

神華霊姫ダリア・ムーンワルツ

化神じゃないよ

このデッキのフィニッシャー。
アタックステップ中にコスト4以下で使用されたカードを無力化する。
絶甲氷盾や白晶防壁などのマジックはもちろん、煌臨やアクセルなど元のカードのコストが4以下であればそれらも無効にできる。
自身のアタック時にはアンブロになり、バトル終了時にシンボル2つ以下の楽族を回復できる。自身も対象に取ることができるため、単体で4点のライフを奪えるフィニッシャーに相応しい効果を持っている。

ガーデニアフィールド

楽族の足場を支える華マジック。
メイン効果は単純な1ドローだが、フィールドに置かれた後の効果が重要。
デッキ破棄メタ、ライフバーンメタとそれぞれ単純に強力な効果だが、1番重要な効果は一番上。
楽族スピリットを召喚する際にフィールドの華マジックを黄色シンボルとして計算できる。
そのため、盤面が更地であってもフル軽減で召喚できる場合が多く、このカードをどれだけ早くフィールドに置けるかで展開に大きな差が出てくる。

プリムローズフィールド

オープンする枚数は2枚と少ないが、ゴッドシーカーのようなサーチを行える華マジック。ゴッドシーカーと合わせて序盤の行動に欠かせない。
フィールドに置かれているとライフバーンの肩代わりをしてくれる。

ネリネフィールド

こちらはガーデニアの華マジック版と言ったところ。
低コストで華マジックを一気に展開できる可能性がある。
他の効果とは違い、オープンしたカードはデッキ上に戻すのが確定しているので気を付けたい。
フィールドに配置されている際の効果は当時流行していた想獣デッキへのメタ効果となっている。

アイリスフィールド

【タイプ:華】を持つ防御札。
ターン中BP5000以上のスピリット、10000以上のアルティメットのアタックによってライフが減らなくなる。
最近は契約スピリットのOCでBPが高くなる傾向にあるため、多くのアタックを無力化できる可能性がある一方で、華マジックには常時相手のBPを下げる効果を持つものもあり、5000や10000のラインを下回る場合もあるため気をつける必要がある。
また他のカードの効果で補完できるとはいえライフバーンは受けてしまうため油断は禁物。

優先枠

神華の妖精ゲッカビジン

こういう1枚の追加でデッキが大きく強化されるの良き

黄魔神を失った楽族への救世主。
基本的にはミラージュでの運用がメインとなる。
黄魔神と異なりゴッドシーカーなどでサーチが利く点も嬉しい。
シンボル追加効果は「バトルの間」であるため、ムーンワルツにシンボル追加している場合は回復できないので間違えないように。
2枚目以降は華マジックをフィールドに1コストで追加できるため、コストが重めなベラドンナフィールドあたりのコストを踏み倒していきたい。

神華の妖精女王マリーゴールド

バースト効果でフィールドの華マジックの効果を発揮し、その後その華マジックを回収できる。
1度使用した華マジックを回収する手段は実は貴重で、防御札を回収したりサーチをバースト効果と合わせて2回行ったりと場面に合わせて使用できる柔軟性の高い効果である。
アタック時効果でもサーチでデッキ下に送ったカードを回収しにいけるため、単純ながら使用する機会は多い。

オラクルXVⅡオーバースター

コントロールデッキには最早お馴染みとなったカード。
このデッキにおいても準備の時間を稼ぐ強力なミラージュ効果を発揮する。
自身がアタックする場合はゲッカビジンに張り替えるかムーンワルツがアタックするためこちらには影響が少ないのも相性が良い。

クローバーフィールド

フラッシュ効果でBP-5000できるが現在の環境では物足りなさが否めない。
フィールドに配置されている場合は華マジックの枚数を参照して楽族に耐性を与える。
基本的には4枚以上を維持してアザレアが付与できないコアシュートへの耐性を獲得したいところである。
フィールドに配置されている効果を考えるとフル投入したいところだが、フラッシュ効果のことを考えると採用枚数が難しい1枚である。

コリウスフィールド

ゲッカビジンとともに新たに追加された華マジック。
フラッシュ効果はコスト相応といったところ。
フィールドに配置されている場合の効果は華マジックの使用時軽減1つを満たすというもの。
こちらはガーデニアフィールドとは違い、神シンボルも軽減することができるため創界神が配置できていなくてもフル軽減を目指しやすいのが特徴。

ベラドンナフィールド

広範囲の全除去を含んだ華マジック。
以前と比べてBPラインが上昇したため、相手の盤面を一掃するといったことは難しくなったがこのラインの除去が可能なカードは他にはない。

選択枠

蠱惑姫ミズア(制限1)

このデッキにフェニルは採用されていないため、基本的にはネクサスに対するメタカードとしての採用になる。
しかし1枚しか採用できないため、継続して相手のネクサスを無効化し続けるといったことは難しく、自身の展開を進めるわけでもないので明確な採用理由がなければ採用しなくてもいいだろう。

神華聖霊アプロ・ウラニアー

アプロディーテの化神。
アタッカーとしての性能はそこそこだがムーンワルツのフィニッシャーとしての性能が高く、そちらに枠を取られてしまっているのが現状である。

神華龍皇ジークフリード・アプロダイティ

通常の煌臨に加えてフィールドの華マジックにも煌臨できる楽族。
アタック時に華マジックをアタック時効果のように使用することができ、3枚以上フィールドに配置してあればライフバーンも行える。
楽族には珍しいライフバーン効果持ちなので最後の1点を奪う際に有用。

幼き創界神ロロ

アプロディーテに加えて神シンボル確保のための採用。
Lv2の手札保護効果も現在の環境では有用である。

デッキリスト

現在構築

個人的には「幼き創界神ロロ」を採用したいところだがデッキの枠を作れなかった。

立ち回り

序盤は低コストの楽族カードを使用してフィールドに華マジックを展開し、準備を行う。場合によってはオーバースターや防御マジックを使用して時間を稼ぐ。
ある程度華マジックを展開することができた後、ゲッカビジンとムーンワルツの組み合わせで一気にライフを奪うのが理想的といえる。
相手の行動次第で事前に展開する華マジックの枚数が変わってくるため、そのあたりを計算しながら進めていくのが重要である。

対策

ムーンワルツで無効にできるカードはコスト4以下であるため、単純にコスト5以上のカードで受けられるのであれば比較的楽に戦える。
コスト5以上の防御札を有していてもアイリスフィールドの効果でコストが上昇する場合もあるのでその点には気を付けたい。
契約デッキでは難しいかもしれないが、受けが非常に強いデッキでもないためオーバースターを早期に対処できれば押し切れる場合も多い。

総評

個人的tier:4
暫く環境でみることはなく、カジュアルな場での使用者が居る程度のデッキではあったが、新カードの追加で使用者がわずかながら増えたように感じる。ムーンワルツのフィニッシュ性能は相変わらず高く、個人的にはバトスピ47で権利獲得したデッキなのでまた強化が入って嬉しい。
ゲッカビジンの項でも少し触れたが少し前のデッキが1~2枚のカードの追加で環境でも戦えるようになるのはカードゲームとしても面白いところであり、今後もこういう強化をたまにやっていって欲しいと感じた。

最終更新日:2023/07/11

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