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第22回 GⅠ チャンピオンズC

中京 ダート:1800m 左回り

今年のチャンピオンズCの注目はダート初挑戦のソダシ。それに地方から参戦のカジノフォンテン、昨年の覇者チュウワウィザードなどダート界の強者たちの競演だろう。13年まではジャパンCダートと呼ばれ、14年からチャンピオンズCに改称された。舞台も中京へ移して実施されている。中京1800mはスタートしてから上り坂が続き800m地点から第3、4コーナーにかけて下り坂、そして直線を向かえるコース形態。高低差の大きいコースの為、各馬はスタミナが削がれていく。はたしてダート路線の王者決定戦を制すのはどの馬か。


◇好走データを紹介
2枠、5枠 勝率=14%  ◎
3枠、4枠 勝率=7%    ▲
1枠については連対率が良いものの勝率は0%。☆※内枠から中枠が優勢。

脚質は圧倒的に勝率15%と先行馬が優勢
逃げ脚質は勝率0%も連対率が37%と良い。

年齢別で見ると....
3歳馬◎
5歳馬○
6歳馬▲

【データを元にした予想】
◎テーオーケインズ
○インティ
▲ソダシ
△サンライズホープ

※枠によっては変動の可能性あり。



有力馬考察から好走馬を導き出したい。印や買い目は枠順発表後に追記予定です。(12/3  18:00)



☆ソダシ 
前走の秋華賞では圧倒的な1番人気に推されるも10着と惨敗。阪神が高速馬場だったとはいえ、桜花賞を1:31.1秒で走破出来るソダシはフットワーク的にも本質がマイラー。ロングスパートになった2000mへの限界を感じる走りだった。ある程度ゆったり運んで直線に向けた札幌記念に対して、秋華賞はペースの動くタイミングが早かった。それが大きく響いて直線では垂れてしまったのでは...敗因はそれだけではない。ポケットから出なかったり、ゲートでうるさい面を見せていた。暴れて歯を折ったとも報道があったし、母ブチコの気性面が出てきたのかもしれない。今回初めてのダート挑戦。血統的にはダート自体合いそうなのだが、気持ちが減退しつつある今の段階で、もし内枠を引いて砂を被ったら競馬を辞める可能性が高い。能力はダントツあるのだから、あとは心身のバランスが取れたままいけるかどうか...これに尽きる。

◎テーオーケインズ
今年の帝王賞では松山騎手の好騎乗もあって理想のコースを取ることが出来た。4番人気ながら強豪相手に3馬身差の勝利を収めており大きなインパクトを与えた。4ヶ月の休み明けで挑んだ前走のJBCクラシックでは1番人気も4着と帝王賞に比べて物足りなさが目立つ内容。今回は調整も順調で、追い切りからフットワークが大きくダイナミックな走りが見られている。この馬にとって中京の広いコースなら本来の力を発揮出来るはず。

○チュウワウィザード
昨年のチャンピオンズCの勝ち馬。ドバイワールCでも2着。帰国後の帝王賞は6着と結果が出せなかったものの、レース後に骨折している事が判明。これが影響していた可能性が高いし度外視できる。4ヶ月の休養を挟んで立て直したJBCクラシックではミューチャリーに0.3秒差に迫る僅差で3着。6歳になった今もダート界において存在感を示し続けている。休みつつ使われておりローテ的には悪くない。前走を叩いた上積みも見込め、追い切りでも動きは軽やか。枠次第で連覇の期待も高まる。

スワーヴアラミス
前走みやこSではスタート後、躓いた事により位置取りを悪くした。終始厳しいレース展開を強いられるも先頭からあまり離されず食い下ったあたり心身共に成長した。ここ最近は腿、腰がしっかりとしきており、スタミナも付いてバテなくなっている。ここを使った後は在厩で調整し負荷も掛けられている。調教では追う事が多いのだが、もともとズブいタイプの馬。調教は至って順調。今回はGⅠなだけに相手は揃っているが、この馬を手の内に入れている松田騎手が力を引き出してくれるはず。

タガノビューティー
武蔵野ステークス1番人気も6着。道中は手応え良く回ってきたものの、4コーナーで理想の進路が取れず、囲まれてゴチャついてしまった。これが敗因に大きく影響している。結局進路ができたのもラスト1ハロン。これではさすがに挽回が出来ない。最後はこの馬なりに良い脚を使っており勿体ない。それも勝ち馬のソリストサンダーから0.6秒差なだけに、スムーズな競馬なら勝ち負けもあっただろう。今回は距離延長、対応出来ない距離ではないが、少し苦しい展開になるだろう。揉まれず好位で脚を溜めれば...押さえまで。

☆サンライズホープ
前走のシリウスSで見事勝利。力がある事を示したレースだった。直線で抜け出すのも早く、内と外から競られても良く踏ん張っていた。プロキオンSでは4コーナまで良い形で競馬が出来ていたにもかかわらず最後は伸びず....集中力の問題と見えた。今回も前走と同じ左回りの中京。この馬にはベストの条件だしブリンカーの効果も見込める今、改めて好走に期待。

☆カジノフォンテン
川崎記念、かしわ記念でJRA勢を倒してのJpnI勝ち。地方ダート界では能力、実力共にトップクラスの実績がある。しかし、帝王賞10着、JBCクラシック6着と厳しくなってきた印象も否めない。前走のJBCクラシック含む惨敗の帝王賞は右回りのコース。前走は休み明けの影響もあったが、そもそも右回りは追って甘いところがある馬。それだけで評価を付けるのは危険か...JpnI2勝を含め左回りで結果を出してきているだけに、適性条件の左回り1800m、中京コースなら一発あっても驚けない、警戒すべき一頭。


《その他注目馬》
▲カフェファラオ
△インティ

【買い目】

単複  ⑥     1点
馬単  ⑥→①②④⑦⑫⑬⑯   7点
3連複 ⑥-④⑬⑯-①②④⑤⑦⑫⑬⑯ 18点

攻めの3連単(一頭軸流し)
⑥→④⑦⑨⑫⑬⑯  30点
    

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