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第39回 GⅡ 関西TVローズS

中京 芝:2000m 左回りAコース

秋華賞トライアルレース。このレースから秋華賞の覇者は果たして出るのか⁉︎過去10年の出走馬では12年ジェンティルドンナ、13年メイショウマンボ、15年のミッキークイーンがこの舞台から秋華賞を制している。ならば見逃せない一戦になるのは間違いない。ローテについては過去10年を遡っても前走オークス組が断然有利なデータだ。

【前走オークス組の勝ち馬】

20 1着 リアアメリア    優駿牝馬4着
19  1着 ダノンファンタジー 優駿牝馬5着
18  1着 カンタービレ    優駿牝馬13着
17  3着 リスグラシュー   優駿牝馬5着
16  1着 シンハライト    優駿牝馬1着
15  2着 ミッキークイーン  優駿牝馬1着
14  1着 ヌーヴォレコルト  優駿牝馬1着
13  1着 デニムアンドルビー 優駿牝馬3着
12  1着 ジェンティルドンナ 優駿牝馬1着
11  1着 ホエールキャプチャ 優駿牝馬3着

※このデータからも前走オークス組、特に1着〜5着馬は押さえる必要がありそう。


【前走オークス組の出走馬】
タガノパッション   4着
アールドヴィーヴル  5着
ミヤビハイディ    6着
クールキャット    14着
エンスージアズム   18着

具体的にローテーションについて見ていくと、基本的に春の実績馬が強いレースで、特にオークス組の馬が複数登録している。どの馬を軸として選択するべきか過去10年のデータを抽出して傾向を見る。するとオークスで5着以内に入った馬は【7-2-2-7】の成績。6着以下が【1-2-0-29】となる。オークスで掲示板を確保した馬の評価は高くしたい。そうなると⑨タガノパッション、⑭アールドヴィーヴルは軸馬候補となり得る。


有力馬考察から好走馬を導き出したい。印や買い目は枠順発表後に追記予定です。(9/19 15:20)


①イリマ
二走前の3歳未勝利では2000mで1:57.5秒の走破時計。それに上がりも最速の35.5秒は好内容で評価。今年行われた全ての2000m戦でも上がり上位の脚を見せている。前走の都井岬特別では速い流れのなか持ち前のスタミナを活かして追走、最後まで余裕ある走りを見せ前走と同じ様な競馬ができていた。レースへの集中力も持続するようになり精神面の成長もある。初重賞だが3歳同士なら問題ないだろうし、あとは当日の気配を気にしたい。

⑨タガノパッション
スイートピーSを勝った勢いそのままに、オークスでは上がり最速タイムで追い込みユーバーレーベンとは0.3秒差の4着と健闘。10番人気とレース前の評価は高くないものの、ソダシやアールドヴィーヴルなど実力馬に先着しており能力を証明。気性面もなんとか保っておりレースを使うごとに馬が成長してきている。中京初挑戦となるが距離などの問題は無いだろうし、持ち前の末脚が発揮できれば勝ち負けも期待。引き続きこの馬を知る岩田康騎手が鞍上というのはプラス材料。

⑫アンドヴァラナウト
デビューしてから全てのレースで馬券内好走。前走の出雲崎特別は2着馬のダノンドリーマーに0.2秒差、1:58.2秒の走破時計で勝利。二走前からの400mの距離延長を苦にしないスタミナと折り合いの上手さを見せていた。さらに18頭立ての揉まれる競馬でも安定した精神力でこなしておりレースの上手さを感じさせる。最後の直線なかなか前が開かないなかで一瞬の隙をついて抜け出したその時のスピードと瞬発力は見事。多頭数の中京2000mでも通用する余地があり警戒する一頭。

⑭アールドヴィーヴル
春のクラシック桜花賞では5着と道中やや外を回りながらもこの速いラップに対応、
能力を示した。前走のオークスでは伏兵馬として期待を集めるも結果は5着。折り合いも良くポジションを確保し脚を溜める事が出来ており、道中も力みなく勝ち馬を前に見ながら4コーナーを回った。最後の直線では脚が伸びるものの終いが甘い。スムーズな競馬なだけに勿体ないレースとなった。クイーンS 2着、桜花賞やオークスなどGⅠで5着と内容を見るとそこまで悪くはないが、キャリアはまだ1勝馬。新馬戦の446kgから−18kg、−6kgと体重が減り続けているだけに、まずは馬体の回復(あと20kg増えるのが理想)が求められる。脚力をしっかり発揮できる状況を整えることができれば重賞を勝てる馬になるはず。今回、左回りや距離に不安はないだけに秋華賞へ向けて権利を獲りたい一戦。

⑯タガノディアーナ
糸魚川特別で2着、NHKマイルC8着の実力馬相手に上がり32.9秒の脚を見せ0.1秒差まで追い詰めた内容を高く評価。この馬の決め手は重賞のここでも通用するもの。近走は1800mを使う事が多かったが、2000mも忘れな草賞で経験済み。6着と着順的には見劣るものの速い時計の中で勝ち馬と0.5秒差なのだから悲観はない。2000mのキャリアは少ないものの距離はこなせるはず。あとは中京初挑戦となるのでコースに適性があるかどうかといったところ。

⑰オヌール 
前走フローラルSで8着。初重賞、初輸送、初コースとこの馬にとって厳しい環境だった。敗れた事でオークス出走は叶わなかった。鞍上の川田騎手もレース後に「追走に余裕がありませんでした...中身が伴ってくれば...」と語っており実力不足である事を語っている。また同時に潜在能力も認める発言には注目したい。今年の阪神牝馬Sを勝ったデゼルの全妹として注目される一頭で、コメントからも陣営の期待度が高い馬。まだキャリアも3戦、400kg前半と小柄な馬体でまだまだ成長途上。夏を越してどこまで馬体が成長しているかが気になるところ。本格化はまだ先と見えるがここで秋華賞への権利を取りにくる可能性は高い。警戒すべき一頭。

《その他注意馬》
⑤クールキャット
⑦ストゥーティ
⑬コーディアル

【買い目】

単複  ⑫  1点

馬単  ⑨⑫→①⑤⑨⑫⑬⑭  10点

3連複 ⑫-⑤⑨⑬⑭-①④⑤⑫⑬⑭⑯⑰  22点

本線は単複+3連複もしくは馬単+3連複。3連複はオッズを割る可能性があるので資金の傾斜(分配)をお勧め。

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