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彼岸日帰り旅行

・運動不足がたたってるので散歩しました。2時間くらい。多摩霊園と浅間(せんげん)山に行ったよ。

・空き地に鳥がわらわらいて何の鳥なのか気になったので調べてみると、どうやらムクドリらしい。目の当たりが白くクチバシが黄色い。スズメとハトの大きさのちょうど真ん中ほどの体らしい。じっとみてたら私には気づけない何かに気づいて一斉に飛び去ってしまった。私も逃げることにした。

・街を歩いてると結構鳥がいる。耳を傾ければ常に鳴き声は入ってくる。名も知らぬ学校の横を過ぎた時、カラスが木の皮を剥いでる姿を目撃した。木の根本の方から引っ張るようにベリベリ剥がしていた。木の皮がなかなか幹から外れず30センチ以上めくったところで諦めて飛び去っていった。取り越しクロウ。カメラで押さえようとしたんですが間に合わず。

・多摩霊園に続く通りを歩いてると石工の店が明らかに多くみられる。露骨。魂の入ってない墓石が立ち並んでいる。この地域一体な産業は霊園の管理によって興されてるのだろうか。墓地入り口では花すら石材店が売っている。都合がいい。

・霊園に着く。自分の血縁がいるわけでも(いるかもしれないが)ない墓地を歩くのは新鮮。いつものお墓参りより慎重になる。知らない街にきたみたい。余所者なのでできるだけ影を薄くして歩こう。

・入ってすぐ右、みたま堂。コンクリート剥き出しで放射状に伸びる壁の模様が特徴的な納骨堂。中に入りたかったけどやめた。親族しか入れない神域のような感じ。「みたま」って御霊のことだろうけど、「多摩」ともかけてるんだろうな。

・多摩霊園は広い。適当にぶらつく。墓にもいろんな個性があって面白い。墓跡の形、色、配置、区域を仕切る柵の模様、その他オプション。いくつかの墓には名刺受けなるものがあって、お墓参りに来たよって印に入れるためのものっぽい。初めて知った。基本親族しか来ないし、連絡もなしに突然参拝することもないだろうし。装飾としての役割の方が強いのかな。

・樹木葬の人もいた。しかもそのお墓の持ち主の名字が木にまつわるやつで嬉しかった。こだわってるじゃん。めっちゃ松ぼっくりついてて繁栄してた。命を啜る木。

・入り口から入って左に折れて直進。浅間山方面へ。もうこの時点で疲れてたけど登ることに。墓地と直接繋がってるところから入山、ちょっと登って吊り橋を渡り、さらに登って頂上へ。かなり見渡しのいい場所だった。こんな平日の昼間なのに人がいたのでびっくりした。いるもんだね。

・用事があるわけでも無いのですぐに下山。階段の踏み面の幅が広く二歩で降りていくので、右足ばかり重力の強い衝撃を受けることになった。降りながら去年の今頃のこと考えてた。受験生じゃん。階段で滑らなくてよかった。

・結果割と充実した散歩ができた。お金も使うことなく気軽にできる(フットワークが軽い)ので暇なら継続してやっていきたい。noteのネタにもなるしね。足は死ぬけど。


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