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言葉と認知と花【幽霊船日記】

・山火事について。山火事は比較的乾燥した地域で発生し、人為的な出火を除けば落雷などによって起きる自然災害である。そう、自然災害なんですよね。地震や台風と同じような類。だけどそれらと違う点は、災害の影響時間が長く、その影響時間を人間の手によって短くできるということ。消火ですね。対処次第で災害を小さくできるっていう稀なやつ。自然を丸め込む人間の越権感があって良いよね。

・山火事は自然災害なので古来より発生してきた。加えて山火事は発生する場所が限られる(今はその範囲が拡大しているが)ので、山火事に適応した植物、というのがいるらしい。Fire ecology(火災生態学、火生態学など)という学問ではそういった火災発生に適応進化した生物や生態系を研究している。たとえば、煙を感知して発芽が誘導される種子とか。山火事後は環境が攪乱されるのでパイオニア種が繁殖しやすく、また木灰により肥沃になることが知られているので土壌として価値のあるものになる傾向がある。面白いよね。知らなかった。洪水に適応した植物(長い間水没しても耐えられる植物)とかもいるので、進化って面白い。

・ピダハン族っていうブラジルのアマゾン地域の部族がいるらしい。この部族、言語学的価値の高い独自の言語を使っているらしい。たとえば数の概念がおおざっぱである。ちょっとある、まあまあある、いっぱいあるといった感じで数詞的には捉えないのだ。彼らにとっては10と11は同じである。また、文法的に過去と未来が存在しない。つまり「私はここにいる」「魚を食べる」といった現在のみ存在する。面白いでしょ。

・なんでこんなこと調べたかって言うと、誰も知らないような部族を教えてって知り合いが聞いてきたから。言語に特徴のある部族は多く、認知、発音、文法、といった研究的価値の高いものがたくさんある。「言語 部族」でざっとスクリーニングして見つかったのがピダハン族だった。過去と未来が存在しない言語であるから後悔や不安が存在しないと捉え、自己啓発につなげているブログもいっぱい見つかったけどね。どこにでもいるなぁ。

・その知り合い、は浪人して今年どっかの大学に行った同高校の同級生です。このゴールデンウィィィィィィィィィィィィィィィィィンの間に合う機会があったので色々話しました。それで、その時にカードゲームのDOSをやったんですよ。あの、世界的に有名な超面白いUNOの続編のDOS。私の中でくそつまんないと噂のDOS。結果、微妙でした。やっぱ逆転要素が少ないのが問題だね。平行線って感じ。4人でやったら結果は変わってくるのかなぁ。

・あとElec Headもやってもらいました。プレイしているのを横から見てたんですが、ゲームの経験って人によって全然違うんだなぁって実感しました。私が突っかかりもしなかったギミックでつまずくし、メタ的な読みが通用しないみたいなことが多々あった。住む世界が違うのだなぁと。身をもって痛感した。今後ゲームの話題を出す時に前もって対応できるようになったので、いい経験になった。住む世界の違う友達を、今後とも大切にしていきたい。私のためにも。

・日高屋に初めて行った。レバニラがおいしい。めっちゃおいしいじゃん。日高屋の、熱烈中華食堂っていう名前なに?って思って敬遠してたけど、おいしすぎたのでまた後日レバニラを食べに行きました。何度食べてもおいしいな。

・運動不足がやばいと思ってたので散歩がてら山に登っていました。クロックス履いてたのでプラスチックと擦れていたかったです。夫婦っぽい人とか婦人グループとかいて、そういう趣味の人もいるんだなって思った。波長が合わないと団体で山になんか入れないもんね。花とか虫とかも見れたので満足。

・花といえば、前に大学で見かけた花がドウダンツツジという名前ってことを最近知りました。知ってる花が増えていくと世界がより華やかになっていく。サピアウォーフ仮説やね。

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