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焼肉とカードゲームと迷路とごみ

・友人が家に来ている。大学受験が終わり下見のために来たそうだ。すでに合格通知が来ているそうなので一安心。私の家を宿にするな。飯をおごってくれたので許します。新品の歯ブラシを奪われた。やっぱり許さない。

・焼肉を食べに行った。予約なしだったが受付の待ち時間を示す機械がいうには0分だった。僥倖、と思いきや席は空いてるのになぜか案内されず20分くらい待たされた。ドアが開くたびに侵入する冷たい夜の空気にさらされつつ、次々に店から出ていく幸福な人を眺めていた。「入った客がなぜか増えて出てくる焼き肉店」について考えた。その逆、なぜか客が減る焼き肉店となれば人肉を提供してるだの陳腐な想像がつくだろうが、増えるとなると話は大きく変わる。仕入れた食肉どもが合体、融合して人型になる?不気味だ。

・焼肉ってやっぱいい。肉がおいしいので。牛などの家畜から得られる動物性たんぱく質は実はエネルギーの流れを考えるととても効率が悪い。彼らは飼料や牧草を食べるがその栄養の十分の一しか肉を通じて人間は得られない。やはり未来は昆虫食なのでは、とか食べながら話した。昆虫食が浸透しそういうチェーン店ができたとしても、結局肉の立場は奪えないだろうな。うまいので。

・みなさんご存じDOSをした。UNO系列のゲームである。場に二枚カードが提示されており、場のカードに書かれた数字と同じ数字の手札のカード、または二つの数字を足してそれになる二枚の手札を場に出していく。残り手札が二枚になれば「DOS」と宣言し、手札が0枚になれば勝ち。やってみた感想、微妙だった。二人でやったからかもしれない。逆転要素が少なく、妨害方法も乏しい。UNOにはあるリバースとかスキップとかドロ4に準するものがない。ローカルルールの開発が待たれる。

・タロットした。めっちゃ楽しかった。私の考えとして、占いというのは一種の思考法であり、予言や解決方法を与えるものではない。相談者がもってきた議題をテーマに、カードが示す断片的な情報をつなぎ合わせて「自分の都合のいい」ように解釈していくのが占いだと。だから基本的にいい結果になる。占い師は相談者と会話しながらカードの示唆する情報をうまく話しに盛り込み即興でハッピーエンドに持っていくスキルが求められる。本気になってはいけない、あくまで思考法。そういう考え方もあるよね、って思うスタンスが大事。

・友人の来訪により私の生活リズムが崩壊した。15時寝23時起という黄金サイクルが。世間一般にとって逸脱生活であることは知っているが、私にとっては最高だったんだよ。夜が好きなものにとってよ。元来人間は昼に活動する動物だったが、火が発明されて以来人間は夜に抵抗し、電気が夜を征服したんだよ。この生活を認めろ。その後朝7時にグッドモーニングしてしまった。クソがよ。

・風が強い。四方八方から吹きつける風、風、風。店頭ののぼりがはためき、木々はざわめく。髪がめちゃくちゃになる。わずかな陽光の恵みを完封が全てさらっていく。私の横をかすめるたびに耳元に膨らんだ感覚を残す。ボスボスと野暮ったい音が響く。音だけなくしてほしい。速やかに流れて行ってくれないか。邪魔。

・変な夢を見た。自分はカマキリであり高床の住居の下にもぐりこんでいた。そこには自分より幾分小さいくすんだ青色の虫がおり蠢いていた。上下左右に歩いては戻り、不規則に進む姿に違和感を覚えたが、地面を見ると迷路が描かれていてそれを解いてるらしかった。最初は捕食するつもりだったが、この虫が迷路を解くことができるのか気になりしばし眺めておくことにした。行き止まりに詰まってはのそのそ戻るのろまな虫は広い空間に出た。この迷路にはいくつかこういった休憩地点のように開けた四角形の空間が用意されていた。そこには青い虫以外にも多種多様な虫がたむろしていた。どれも小さかったが。さて、何度目かの広い空間についた青い虫はいつまでも続く迷宮に嫌気がさしたのか羽を震わせ飛んで行ってしまった。腹が立った。諦めて欲しくなかった。応援していたのだ。私は飛んでいるその青い虫を鎌でつかみ食べた。

・銀行口座を作りたかった。paypalを登録したかったからだ。ufjの口座は完全インターネットで登録できると聞き、早速試してみた。本人確認のために免許証かマイナンバーカードが必要とのこと。おい。どっちも持ってない。それなら、とマイナンバーカードを作ろうと思って、早速申請してみた。そしたら住居変更してなかったために広島に行かなければ作れないことが判明。完全に萎えた。よいお年を。

・サムネはマジで関係ない写真。最近遊んだゲームの一場面。

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