殴り書きカルテ（本当に読めたものではない）【幽霊船日記】

・最近はすこぶる調子が良くない！どれもこれもインターネットのせいである。きっかけは、「私の主義主張と合致しない発言を見た」という本当に小規模かつありふれたものだ。それが一週間くらい尾を引いている。そのせいで体調がすぐれないわ、気分は鬱々としているわ、何に対しても気力がわかないわでさんざんである。ふざけるなよ。

・忘れっぽい私にしては本当に珍しいことである。嫌なことがあっても寝ればころりと忘れる、体の良いように言えば執着のない人間だったはずだ。ずるずると鬱を引きずっている自分に呆れてもいるし驚いてもいる。

・今回のもやもやはなかなかに厄介そうだ。長期化していることによる精神的負担及び身体的負担がすさまじい。何に対しても気力が湧かない。食事も1日に一回程度になっている。そして、睡眠が狂っている。これがやばい。眠れん。寝てもすぐ起きちゃう。そのせいでずっと眠い。寝ても寝ても足りない。許さない。

・私の思考は対話型で行われることが多いことがわかった。そして、こういう「よくない状態」のときは仮想敵をひたすらぶちのめしていることが多い。自分が不満を抱いている事柄を都合よく主張している人がいて、そいつに対しあらゆる方法を使って正当な意見で息の根を止めさせる。そんなことばかり考えている。よくないね。

・まさにリスキルだ。自分に有利な状態で無限湧きする敵を一方的に殴り続ける。それで解決する問題なんてない。嫌気がますだけだ。気をつけないと、つい優位に立った弁論を振りかざそうとしている。意識的にやめなければ。

・私はもともと人に対して怒りを抱くことが少ない。全くと言っていいほどない。関心が薄いから、というのはきっとその通りなんだが、頭の中で怒りと人間を切り離して考えているからなのかもしれないとふと思った。人間というのは、私がそうであるように、いつも同じ信条で生きているわけでは無い。その時の衝動で文字通り我を忘れることがよくある。そんな玉虫色の人間を、一つの過ちで批評するのは誠実ではないと考える。罪と人間性はそう簡単に結びつくものなんだろうか。

・よくある話として、凶悪犯罪者は実は凄惨な過去を持っており……みたいなやつがある。実際にそれが原因のパターンもあるんだろうが、なんか、人間臭すぎる仕草だ。もっと無機的に考えられたら良いのにと思ってしまう。やれ人間は複雑に考えすぎなのだ。私とて例外では無いのが甚だ苦しいが。

・自分が徐々に尖っていっている感覚がある。最近の鬱（誇張ではない）も助長して、いろんな発言から悪意を抽出しようとしている自分に気づく。いろいろなことに「許さない」と思うことが増えてきた。受け付けられないものにくよくよ執着してしまう。どうしたものかねぇ。

・自分の中で起こったことを、どのような内容であれ一旦受け止める姿勢でいる。それがとんでもない悪意でも、人に言えないほど鬼畜でも。今はそこそこに苦しい状態だが、それも受け止めて一つの尊重すべき感情なのだと思いたい。気長に待とう。