選定

言葉を使うものとして、その役割を闊歩する。それは意を混在させたものではなく、むしろ意思疎通を完全に排除したものとなる。対して、各点に存在する存在の根拠は私にとっては既に存在であるため、これは存在の自明性の存在が存在していることを意味し、よって存在を存在を超えて存在にすることができない。それゆえに見極め、曖昧な全体としてそれを顕現する。

堅実な歩みはそれに対してコンクリートを飲み干すよりも優しい。翻って、あまりにも色彩が豊かな花に見たことのない、見るはずのない色を見出す。それはサイケデリックであり、透き通った典型であり、鮮明であり、そして強烈である。地が存在することを前提とする世界ではない。それゆえに、私を支える根は音を花に変え、これを以って観察日記とする。

永遠に続くようで突き刺す。水色の見慣れない歪んだ鋭さは、よい歯並びをしている。新しい花という歌を聞いた。しかし、暗闇の中に棒を見出すことさえ今の私には容易である。かつて、今と同じ凍える風を追い求めた存在が奇を衒うのを止め、図らずも彩る者として歌い始める。それは一本の髪の毛から包囲網を作成する。固めこんで確立したものは、それを達成するための支柱を無効化すればまたもや揺らぎ始める。結局は周りに張り巡らされた石橋を全て叩き斬って破壊し、重力さえ存在させない。


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