大切なものは増えれば増えるほど苦しくなる。

「どうせいつかいなくなるなら
僕の全てを是が非でも遠ざけて
優しくなんかしないでほしいのに」
                  告白/神はサイコロを振らない

これは私の好きな歌詞。

私はよくこのことを考えてしまう。
今は周りに両親がいて、友達がいて、好きなバンドがあって、そんな生活をしてるけど、永遠なんて存在しないし、どうせいつかみんないなくなっちゃう。


ずっとずっと同じものを好きでいられる、
一生その人と一緒にいることが出来る。

そんなことが起こることは中々ない。
すーっごいワガママだけど、私の目の前からいなくなるなら、初めから優しくしないでよって思っちゃう時だってある。とてもとても不安になる。


みんな、私のことを置いていってどこかに消えちゃうのかなって、たまにこの世界には私一人しか居ないのかなって思う時がある。


そんな時、音楽を聴く。
なんとなくだけど、ひとりじゃない気がするから。
音楽を聴くと、真っ黒だった世界が一気に色づく気がする。
あー生きてるんだなーって実感して、涙を拭いて寝る。寂しいけどね。


【私のこと置いて急にどこか行ったりしないでね、消えるなら教えてね】って急に不安になってしまって、急に心配になってしまって、深夜に送ったこともある。
また送ってしまうと思うんだ。


大切なものは増えれば増えるほど苦しくなる。
いい事ばかりじゃない。悩むことが増える。


たまに、「なんでこんなに大切な存在になってしまったんだろう。」って思う。
大切だなんて、思わなきゃ良かったって、嫌いになることもある。
「大切なもの」から「大切だったもの」に変わる瞬間もある。
出会わなきゃ良かったって、思いたくなくても思ってしまう時もある。


でも、やっぱり、いつも私を助けてくれるのはそのきらきらしている大切なものたちで、結局いつも支えられているんだ。

きっとこの先、どんどん大切なものが増えていって、忘れたくても忘れらないものだったり、忘れられない人が増えて、私はその分苦しむかもしれない。
けど、苦しみよりもその先に待っているであろう幸せが勝ってくれたらいいな〜って思っている。


さっきの歌詞には続きがあって


「どうせいつかいなくなるけど
もらった分だけ返せたらなって思うよ」


きっときっと小さい事だけど、全然どうでもいいことかもしれないけど、私も少しずつ、小さくても返して生きていかなきゃなって。

でも、もらった分だけと言わずに、もらった分以上のものを返せたらいいなっておもってる。
いつも無条件に私に愛をくれる人とかね。
どれだけ救ってもらったんだろう。


仲がいい友達たちに、
なんで、そんなに無条件に私のこと愛してくれるの？？
って聞いたことあるけど、
貴方は何も気にせずに愛されてればいいんだよ？？大好きだよ？？
って言い返してくれたこと、
私は絶対絶対忘れないよ。ありがとう。
私も大好きだよ。

(近いうちに、絶対この友達たちのことを書くって今決めました。はい。こんなに短文じゃ書ききれません。)


愛してもらえること、仲良くしてもらえること、気にかけてもらえること、全部全部当たり前じゃないから、すごい幸せだなって実感する。

私もその分みんなに愛を返していこうと思うよ。
私は自分を愛す代わりに他人を愛すって決めたから。

久しぶりに終わりが明るいね。良かった。
今日はいい夢が見れるかな。