見出し画像

【R18】無垢を汚す愉悦の果て

「はやく…脱がして」

そう訴えかける艶やかな包装を、
俺は荒々しく、ビリビリと破る。

中に秘められた乾麺の一部が、顕になる。
それはもう、カチカチな乾麺だ。

興奮して逸る欲情をおさえて、
乾麺をかやくで彩る。


う…美しい。
この真四角に整えられた乾麺を、
ぐちゃぐちゃに混ぜてやりたい。

「お願い…熱いの、いっぱいかけて…」
卑猥な乾麺を眺めながら、少し焦らす。

湯がぐつぐつと沸騰した。

おもむろにヤカンを手に取り、乾麺に囁く。
ほうら、お望みどおり…たっぷり注いでやる。

乾麺全体に俺のアツアツな熱湯を注ぐ。
湯は乾麺を濡らしながら、白く濁る。
部屋中に芳醇で独特な香りが沸き立つ。

そして、放置。

ドMでブヒ顔の麺を放置して、焦らしに焦らす。
この3分は、永遠と思えるほどに長いだろう。

「はやく…メチャクチャにしてよ」
焦らされて痺れを切らした麺から、
突然に湯を奪う。

ドバドバと流れゆく白濁液。

覆っていた衣を剥がし、全てが顕になる麺。
あられもない姿の、ふやけた麺。
白くふっくらとした、美しい麺。

この無垢な麺を、
濁々とした黒い液体で汚す愉悦。

大胆に豪快に、ぶっかける。
みるみる汚れゆく麺。

興奮に我を失い、混ぜる。
鼻息を荒くして、混ぜる。

グチュグチュといやらしい音を立てながら、
絡まる麺と液。
踊るかやく。
濃厚な香り。
黒光りする、麺。

興奮に任せ、混ぜる手が速くなる。

イイッ……!

欲情はやがて絶頂を迎える。

イッ……


イッ…………







いただきます。






頂戴したサポートは「眼鏡オジサンになる日」を日本記念日協会に登録する費用(15万円)に充てられる可能性がありますので、ご注意ください。