見出し画像

ロックピボット・愛称「ホチキス」を閃いたw

私は元々ギミック大好きで、ネットで見た新しいモノや、身近な物から妄想を広げて、理に叶いそうだと思うと合間みてチマチマと作る毎日を過ごしてる。

以前にロックピボットも作っていたのだけど、非常に位置関係が難しいのと、そのままだとローラー位置が下げられない点に、愛用Xシャーシは特に苦慮していた。

ロックピボットとは、通常のコーナーでは稼働せずに踏ん張り、デジタル等で稼働させるピボットで、常時稼働というウィークポイントを打ち消した素晴らしい機能なんだが、力の関係を良く理解した上で精度高く加工しないと実用に耐えない高いハードルがあって、存在は知ってても使ってる人は多くは無いと思う。

そんな時、たまたま「軽とじホチキス」の図解を見てて、コレならばロックピボットが簡単に出来るのではと閃いたのであったw
先に断っておくが、もし前例があったなら申し訳ない🙇

理屈を話してしまうと、
主ローラーの付くピボットバンパーをサブローラーの付いたアームでロックしていて、通常コーナーは主ローラーで、サブローラーに負荷が入るとロックを解除して両方一緒にピボット稼働し、適宜どちらかのローラーで走行を継続、ピボットが復帰し再ロックする。
最大の特徴は、バンパー形状等にも拠るもののローラー配置場所の自由度が高くできる点で、タイヤに引き付けてローラー設置しても稼働範囲が確保されていればピボットをロックさせておける。

図解(絵汚くてごめんw)だと、横または斜め横から入力(赤矢印)あると、ゴムリング(緑)の力に引かれたサブアーム(斜め上方向の赤矢印に力が働いてる)が、保持点を支点として弓ステーはロック。前からの入力には、各支点を軸に後方(青矢印)方向へスライドし、ゴムリング(緑)の力で戻ろうとする(斜め上方向の赤矢印)。
絵が下手くそだけど分かるかな( ̄▽ ̄;)

今回は、流行の形のATに搭載出来るかを中心にやってみた。
「ホチキス」って名前は愛嬌なんで気にしないでねw

材料は、
〇スーパーxシャーシFRPマルチプレート
〇フロントワイドステー(フルカウルミニ四駆タイプ)
〇スーパーxシャーシリヤーローラーステー
の3つ。
実際に使用に耐えるよう補強していくなら複数枚用意はしたい。最低限機構を作るには各1枚で良いでしょう。
一応、全てFRPでの製作も可能です。

先ずは弓ステーの加工。
Xリアステー真ん中の5穴のうち真ん中両隣りを支点とするため、重ねて支点穴を作成。半分に切り、AT稼動部及び保持点2箇所を削ってます。保持点は特に、現物と擦り合わせながら行います。

サブアームと裏から重ねてみた状況。
サブアームに付く保持点には、鍔付き真鍮を埋め込んで使用してます。
サブアームは、Xマルチの真ん中部分を切除し、L字にしたものを使用します。
支点には鍔付き真鍮を柱にしますが、上から重ねる為、段差に端材を半円で接着してガタツキを減らします。

並べた状況。
Xリアはバンパー両端3穴のうち、最内を残し切除。残した穴に保持点となる柱を立ててます。

サブアームの支点になる穴は自分で作らなければなりませんが、Xリアの5穴の真ん中とサブアームの支点の上の穴を留めて、写真の位置(サブローラー穴の隣穴)で開けます。この位置は実際に擦り合わせながら決めて下さい。


取り付け経過。
実際の位置関係となります。
この段階で各保持点を擦り合わせながら調整すると良いでしょう。

サブアームを組み、ゴムを掛けた状況。
サブアームのローラー上と支点にゴムリングを掛け、保持点の前を経由させます。ゴムが緩い場合、支点側を二重に巻けば足りると思いますが、加減は各自で行って下さい。

裏側の状況。
支点や保持点の位置が分かりやすいと思います。

車体に搭載した状況。
流行のATの形状に準拠してるので、支柱やバネで留め、擦り合わせながらアッパースラストが入らないように調整してください。今回、主ローラーはサブアームが当たらないようにアルミスペーサーで嵩上げてますが、実際には補強兼ねてFRP等を干渉しない範囲で貼ることになります。
実際の[動画]での稼動状況です。

これで機能的な部分は概ね完成なのですが、まだサブローラーの位置や強度不足など、現状では運用に課題点があり、今後アップデートは必要です。
しかし、この”力の作用”を理解してもらえれば、もっと素晴らしいギミックも誕生すると信じ、先んじて詳細を公開するに至りました。

先にも書きましたが、私が閃くくらいですから、前例もあるかも知れません。
なので、その事で争議する気はありません。
このようなギミックでも「良い」と思ってもらえたなら、どんどんアップデートしてもらって、ミニ四駆を楽しんでもらえたら幸いです。

ギミックは考えても作っても楽しいね
(*´ω`*)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?