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低コスト・簡素化した一軸アンカーを作ってみたw

久しぶりのギミック記事ですね😅
大流行の「アンカー」ですが、ある程度金銭的余裕のある大人はともかく、入手難しい部品もあることから、小中学生にはやはり敷居が高いのではないかなと、低コスト・簡素化して作れないかと思案して形になったので、作り方を紹介しておこうかと思います。

ただし、簡素化した結果「ボールリンク分の横スライド機能はない」こと、「いなす範囲が本来のアンカーより(斜め後ろには)狭い」のは構造上仕方ないと割り切って下さい。
また載せる記事は、機能させる必要最低限の部品構成なので、耐久性等を上げるために補強等は各人で施して下さい。
コロナ禍ということで、実走の蓄積が全然足りないのが申し訳ない事を申し添えます。

作成に当たり最低限用意するものは、

①FRPマルチワイドリアステー1袋
②FRPフロントワイドステー(フルカウルミニ四駆タイプ)1袋
※いわゆる弓ステーです。
③キャップスクリュー30mm 1本
④ミニ四駆キャッチャー(の端材)

だけですw
キャップスクリューは、コースアウト等で曲げてしまい買い直したりして半端があればそれで構いませんし、キャッチャーの端材は”矢印みたいな部分”だけで足りますので、使ってるやつから切っちゃって構わなければ買わなくて良いです。
ネジ類は同封のもので足ります。
今回、MSに搭載を前提としているのはご了承ください。

それでは、ステーの加工から入ります。
リューターがあれば作業は楽ですが、無くても作れます。

まず上記ステー2枚を重ねてネジ止めし、ネジ穴(2mm径)を3個増やします。

最初はこの様にネジ止め、弓ステーの真ん中にネジ穴を開けます。

次に、マルチステーにネジ穴を2個増やします。

上記の通りネジ止め、銀色になってる穴をマルチステーに穿ちます。
すると、下記写真のようになります。

ネジ穴を増やしたら、マルチステーをカットします。
今回は最低限の材料で作るため、カットした端材も使用します。なので、出来るだけ端材を広範囲にとる為に下記写真の部分でカットして、端材同士をねじで共締め、形を均一化して下さい。

次は端材のネジ穴を決めて穴を開けていきます。

上記写真は分かりやすいかと思い、互い違いにしてありますが、先程開けたネジ穴を端材側にも開けます。

実際にはこの様に固定し、穴位置を決めて開けてください。

この様にネジ穴が開けられました。

次はステー類に合わせてMSリアバンパーをカットします。

上記写真のようにカット位置を決めてください。概ね根元からバッサリと切る事になります(切る時は目印つけてやって下さいね😅)。

実際にカットして付属ネジで仮止めた状態です。
バンパーのカット面は整えて、弓ステーと出来るだけピッタリ合うようにしてあげると良いです。

ここまで出来たら、上部やキャップスクリューを組付けて全体像を見てみましょう。

組付けた全体像です。
MSリアのバンパー下側取付穴を嵩上げしてない場合、キャップスクリューにナット1個部分ネジに遊びが出るのでナットを入れ、先程作った端材で上側を固定します。固定部分は端材が重なり合うので、取り付けには高さ合わせにワッシャー3枚を挟んでください。
この状態だと、弓ステーは支柱穴の処理をしてないので全体が上下しかしませんが、バンパーカット面との当たりを引っ掛かりがないか確認しておいて下さい。

確認したらバラして、弓ステーの支柱穴を座グリビットで均して下さい。やりすぎると穴が広がってしまうので、確認しながら注意して行いましょう。

部品が完成したら、バネの代わりになるキャッチャー端材を加工していきます。

色々合わせてみましたが、写真にあるキャッチャーの矢印みたいな部分を折り返し部分でカットして使うのがベターのようでしたので、コレを使い説明します。

銀色に塗った部分、概ね両側の1mmをカットします。
カットすることで、MSリア部内側と同等の幅になります。

カットしたら、写真のように曲げてクセ付けます。やりすぎると折れてバネの役割が弱くなりますから気をつけて下さい。

クセ付けたキャッチャーを仮組みしたアンカー部に差し込みます(今回のキャッチャーサイズでは、シャーシ側のボディキャッチは切る事になります)。
下は矢印の角がピッタリに入れると、写真のようになります。
ちょうど写真みたいに上部を支柱穴のステーに合わせてやると、たわむ分のスペースがシャーシ側に出来ますので、位置決まったら、支柱穴上下からマジックでキャッチャーに穴位置を転写して下さい。

穴位置が決まったらキャッチャーを外してキャッチャーに穴を開けます。
キャッチャーが上下スライドすることを考慮し、私は最終的に2.2mmで穴を開けました。

キャッチャーや弓ステーをスムーズにスライドさせる為、純正グリスをバンパーカット面とキャップスクリューに塗って下さい。キャップスクリューは組付け後にも塗ると良いでしょう。

あとは組付けて完成です。

完成したアンカーの[動画]です。
現在はアンカー部だけですが、リアブレーキステーを付けるに当たり、FRPリアマルチを弓ステーの後ろネジ穴ピッタリに1枚共締めて延長すれば、弓ステーのストッパーを兼ねますので部品点数削減にもなります。
金銭的余裕あれば、端材で作った支柱止めをFRPリアマルチステーに置き換えても良いでしょう。

この低コスト・簡素化した一軸アンカーの特徴は、キャッチャーの矢印部を下側に使っているので、アンカーが稼働した時に適度な面積で保持面が強くなりすぎないこと、シャーシ裏面からキャッチャーの湾曲部を押してクセを強くしてやることでバネとしての力を弱く調整してやれることです。
また、GPUにある車検ボックス用のポリカ板を同形状に加工して使ってやれば、反発力の弱いバネ素材としてキャッチャーと置き換えることも可能と思います。
冒頭にも書きましたが、現状では耐久性等はオリジナルに劣ります(稼働穴周りがFRP1枚で緩衝物もなく弱い等)ので、各人工夫してみてください。

如何だったでしょうか?
入手難しいボールリンクマスダンの板やバネ等を排し、出来るだけ低コストかつ簡素化して、本来の一軸アンカーに近いいなしの効能を持たせつつ、加工を出来るだけ容易に、子供にもやりやすいように作ってみたつもりです。
あくまで紹介したのは基礎的な構造部分なので、自由に作って、自由に改良してもらって構いません。
現状は一長一短もあるので、参考程度になれば幸いです😌

ギミック作りは楽しいね(*´ω`*)

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