すずめの戸締まり感想

突然これを載せた深い意味は無いです。また、公開初日に見に行き感じた感想をそのまま書いたものを原文で載せているので、今となっては変なところがあるかもしれません。それでも宜しければどうぞ。


初発の感想ということで気長に受け流してください。もちろんガンガンネタバレしていきます
一回しか見てない上、入場者特典も小説も読んでないです

まず最初に思った天才ポイントから。この映画は前2作を踏まえた上でのストーリー展開であるということ
「君の名は。」は「想い人を救う事が世界を救う事になるお話」
「天気の子」は「世界を犠牲に想い人を救うお話」
「すずめの戸締まり」は、「世界も想い人も救うお話」
もうこれだけで私は満足です!最高!!

東京のクソデカミミズに刺した時はん?“誠”らしくないな、って思ったけど、直後にこの映画の全てを理解出来た時は最高でしたね

どうでもいいけど、東京ミミズって完全に厄災ガノン。ブレワイ面白いよね、わかる。

伏線もきちんと張っていて良い。「常世は全ての時間がある場所(意訳)」ってさりげなく草太が言っていた

愛媛→神戸→東京→三陸
のヒッチハイクパート、最初ご都合主義が過ぎねえか?とは思ったけどまあアニメだし。映画だし。とはいえそれも2回で済ませるところ、度は弁えてるなと感じた

鈴芽ちゃん金持ちだね〜
鈴芽ちゃんもしかしてすけべ?いや監督の性癖だろ。良いと思う。でもなんで草太の記憶シーンに鈴芽のケツが無いんですか?まあ草太が清廉潔白の可能性はあるが。

ダイジン。ウザい。
いやラスボスだと思ってた奴が生き別れの双子で〜仲間だと思ってた奴が裏切って〜って的なFF3演出の気持ちいいパターンではあるけど、じゃあなんで草太を椅子にした?まあ最後はちゃんと要石になって責務を全うしてくれたから良いか…彼女たちを見て改心したのかなあ

ここで敢えて映画のダメポイントを言ってみる。ちょっと詰め込み感があった。ヒッチハイクするには2時間では描き足りないと思う
とはいえ、これ以上長くすると疲れるし、微妙なところ。

演出のショボさも感じた。1番の盛り上がりポイントも「あれ?これで終わり?」って感じで…君の名はではスパークル。天気の子ではグランドエスケープ、そういうのが今作は薄く感じた。まあミミズを黙らせれば終わりっていうストーリーの問題ではある

あとは災害、地震描写かな。311にトラウマがある人は少しキツイかなという印象。今までは、隕石、水没と、ある意味「あり得ない災害」を描いていたが、ここにきて「東日本大震災」という現実の出来事を絡めて描いた衝撃。監督自身、1.5万人が死んだ311の衝撃があまりにも大き過ぎたんだろうな。君の名はの時点で、彼が描きたいものは決まっていた。

やっぱり、新海誠の描く世界は綺麗なんだよなぁ。これぞ彼の真髄。ミニ旅行でもして聖地巡礼したくなる
御茶ノ水の丸の内線のトンネル。知ってる風景が出て来てめちゃくちゃになってたりするの最高だよね!

あとは…終わり方も丁寧だったな。
この映画は2時間+2分です。何を言ってるのか分からねーと思うが、実際そう
最後の「行ってきます」はおぉと感じて…あれ?終わりすか?って思ったら第2部が始まった。クソボコボコになった元万年オープンカーで東京まで帰って、新幹線で富士山見れなくて、神戸でカラオケして、愛媛で謝り倒して、船で帰る。帰ったら看護師の勉強して…
草太が教師を目指しているのは、祖父のお陰なんだろうな。

まあ今の所はこんな感じ。新海作品は小説と映像の両面から楽しむのが至高。映像が無い分、その美しさを文章で表現していく所は最高だ
入場者特典もかなり読み応えありそう。300万人限定らしいから、今すぐ戸締まりしに行け!

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