終焉のご挨拶



こんにちは。タモリノゾミです。


改めて、ヅカ★ガール異端公演「セイレムの焔」終演いたしました。

16公演。2週間に渡るロングランでした。

初めてのロングランで、シングルキャスト。本当に嬉しかったです。

観に来て下さった皆様、劇場で見つけて下さった皆様、本当にありがとうございます。



今回はマルカという大天使の役をいただきました。

元はガブリエルという天使です。有名ですね。

マルカは僕っ子だったので、よくゲームでいる可愛い系の男の子を目指してました。中々難しいですね・・・出来たかといえば、いいえです。

皆様の目にはどう映ったのでしょう。

天真爛漫な無邪気なマルカだったら、嬉しいです。


そしてマルカともう一人。アビゲイルをやらせていただきました。

マルカは元人間で、人間だった頃がアビゲイルです。

少女Aを魔女狩りの首謀者に担ぎ上げ、そのまま自分は歴史から消えた人間。

人間、というよりはアビーは夜の堕とし仔。魔女でした。

そういえば今回は報われない人たちが多い中、好きな子を自分側に引き込み、マリアを苦しめたサマエルを呪いました。

マルカは作中結構な勝利エンドですね。笑


冗談は置いといて。


マルカとアビゲイルという両極端な二人を演じることが出来て、本当に幸せです。

そして忘れてはいけない、プロローグのマントを被った審問者たち。

審問者もやらせていただきました。めっちゃ楽しかったです。笑



今回、私が思っていたことは「身体の記憶」でした。


初めてマルカとして過去へ行った時、少女Aもサマエルのことも覚えてなかったけど、二人が近づくと嫌な気持ちになり、無意識に左手に力がこもる。

理由は分からないけど、少女Aのことが大切で、サマエルが苦手。

あのオルガンの調律シーンはマルカをそんな風に演じていました。

天使としての使命と、遠い昔の身体の記憶。


僕は、幸せだったよ。


他にも結構細かいところは色々設定をつけていました。

マルカとアビーは左利きでした。審問者の時だけ右利き。

そしてアビーが少女たちと本に名前を刻むシーン。

実はアビゲイルと英語で記入していました。


カーテンコールは最初はマルカとしてのお辞儀(劇中に何回かやってるよ)

レベッカとキリエが出て来てからはアビーとしてのお辞儀。

カーテンコールのお辞儀の使い分けは自己満足なので気付く方は少ないんじゃないかな・・・笑


そして主宰のヅカさんに聞いたところによると、作中でマルカだけ名前が呼ばれないのはわざとらしいです。

理由は聞けていないので、どこかで聞かなきゃ。



全16公演を無事に終えられたのは、支えて下さったスタッフの皆様、約2ヶ月を一緒に過ごせた素敵な共演者の皆様、そして観に来て下さった、応援して下さった皆様のおかげです。


千秋楽カーテンコールで初めて泣いちゃいました。

誰にもバレてないといいな。



そして今回も衣装チェンジしました。

レベッカ・サマエル・ミカ・そしてゾフィアのネグリジェ。

レベッカを着たらなぜかサーカスに拾われた子って言われました笑

チェキを撮ってない衣装もあるので、写真で

似合ってるといいなあ。



たくさんの方に支えられ、今年最後の舞台出演が終わりました。

またお会いしませう。


またね、マルカ、アビー。ありがとう。



ヅカ★ガール異端公演「セイレムの焔」

これにて終幕です。


マルカ/アビゲイル役 タモリノゾミ。

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